スターウォーズシリーズは「スターウォーズ4:新たな希望」1977年から始まりました。
当時(1978年)、映画館で見てものすごく爽快な感動を得たことを覚えています。
スターウォーズは宇宙での戦いのお話です。
私が愛する「ロード・オブ・ザ・リングス」や「マトリックス」に描かれているような哲学的な要素や人間関係の複雑さはさほどありません。
見たこともないマテリアルや宇宙人たちが「スターウォーズ」の見どころですが一番に訴えるものはもちろん「フォース」です。
「フォース」に関して考察してみました。
さて宇宙にはいろいろなエネルギーが満ち溢れています。
簡単に「宇宙と繋がって~」と言う方もいますが宇宙の何処に繋がっているのか、
本当に「光の世界」に繋がっているのか、実は難しいのです。
ブログを始めて13年が経ちました。
不定期に更新していますが今でも古いブログをご覧になってくださる方がいて嬉しく思っています。
<パワーかフォースか 改めて検証>No.167
https://nakagawaayuki.com/?p=1621
このブログは人間の意識レベルを測る科学「パワーかフォースか」という著書を紹介したものです。
簡単に説明しますと「パワー」はポジティブな意識、「フォース」はネガティブな意識になっています。
「パワー」には、勇気、中立、意欲、受容、理性、愛、喜び、平和、悟り、
「フォース」には、怒り、欲望、恐怖、深い悲しみ、無感動、罪悪感、恥、などがあります。
人間の意識の最高値は「悟り」、最低値は「恥」です。
「悟る」とはどういうことなのか、これは難しいことなので解りやすいパワーの代表を「喜び」とし、
「恥」は最低な意識なのですが、解りやすいフォースの代表を「恐怖」で考えてみます。
そしてこれらの要素全てが宇宙には存在しています。
「スターウォーズ」では「パワー」という言葉は使わないで「フォース」とその暗黒面という表し方をしています。
「スターウォーズ」での「フォース」は「理性」「愛」「平和」をもたらす力、その暗黒面は「怒り」「欲望」「恐怖」をもたらす力として描かれています。
ここでいきなり神さまのお話です。
<京都奈良旅の記録(4) 石上神宮>No.360
https://nakagawaayuki.com/?p=3548
以下wikipediaより
『
十種神宝(とくさのかんだから)とは、『先代旧事本紀』の天孫本紀に登場する天璽瑞宝十種(あまつしるし–みずたから–とくさ)を指す。記述によると饒速日命(にぎはやひのみこと)が天降りする際に、天神御祖(あまつかみみおや)から授けられたとする。
』
天照国照彦櫛玉饒速日大神さまは十種の天璽瑞御宝(十種の神宝)をお持ちです。
「十種の神宝」とは以下10種になります。
沖津鏡(おきつかがみ)
辺津鏡(へつかがみ)
八握剣(やつかのつるぎ)
生玉(いくたま)
死返玉(まかるかへしのたま)
足玉(たるたま)
道返玉(ちかへしのたま)
蛇比礼(おろちのひれ)
鉢比礼(はちのひれ)
品物比礼(くさぐさのもののひれ)
この中で馴染みのある2つがあります。
「生玉」と「足玉」です。
過去のブログ2つからです。
<生國魂神社へ 京都旅行03>No.189
https://nakagawaayuki.com/?p=1991
こちらは大阪の生國魂神社にお参りしたときの古いブログです。
『
生國魂神社のご祭神は生島大神、足島大神、大物主大神とあります。
国を造って国を支え国を護り豊かにする、大きな意味では人類の守護神ですが、
宮中ご八神と呼ばれる神さまたちです。
宮中と呼ばれるけれど皇室だけではなく人類の護り神だそうです。
八神がすべて揃っている国は我が日本国だけだそうです。
高皇産霊大神(タカミムスビノオオカミ)
神皇産霊大神(カミムスビノオオカミ)
生魂産霊大神(イクタマムスビノオオカミ)
足魂産霊大神(タルタマムスビノオオカミ)
玉留産霊大神(タマツメムスビノオオカミ)
大宮能売大神(オオミヤノメノオオカミ)
御食津大神(ミケツノオオカミ)
言代主大神(コトシロヌシオオカミ)
』
<時間を外した日に神社と仏閣へ>No.325
https://nakagawaayuki.com/?p=3271
こちらは長野県の生島足島神社にお参りしたときのブログです。
『
生島足島神社の御祭神は、
生島大神(生きとし生けるもの万物に生命力を与える神)
足島大神(生きとし生けるもの万物を満ちたらしめる神)になります。
この二柱の神さまは宮中ご八神のうちの二柱になります。
』
訪れた2つの神社には、十種の神宝の中の「生玉」と「足玉」が神さまとしてお祀りされています。
神さまとしては、宮中ご八神の中の生魂産霊大神さまと足魂産霊大神さまになります。
さて話をスターウォーズに戻します。
スターウォーズ、7,8,9は、レイとレンのお話です。
まだご覧になっていない方もいると思うのであらすじにはなるべく触れないようにしたいですが、
フォースを持つ二人に神さまの「働き」でもあり、宇宙に満ちている力の「生玉」と「足玉」を当てはめてみます。
生魂産霊大神さまは女性性的、足魂産霊大神さまは男性性的になりますが、この2柱には性別はないようです。
生玉と死返玉、足玉と道返玉、は陰陽関係になっていてこれをレイとレンのフォースで考えてみます。
「生玉」の働きは、「生きる」力です。
レイは女性ですが、たった一人で何者からも身を守り逞しく生きていました。
「足玉」の働きは、「満ちる」力です。
レンは男性で、フォースを学ぶ機会も与えられた環境にいました。
「死返玉」とは、生きる力を失って死(停止)に向かうときにそれを盛り返す力です。
宇宙に存在するものは全て動いています。
「働き」にも振れ幅があって「生玉」と「死返玉」はセットです。
いつもは元気に生きていても、何か問題が生じたときにやる気を失ってしまってそのままダメになってしまうのか、となったときに奥底からそれを跳ね除けて再び、前向きに真っ当に生きる力を呼び起こすのが「死返玉」です。
また「足玉」と「道返玉」もセットです。
「足玉」の働きによって足るを知る、状態になります。
必要なものを引き寄せることができ、相手に与えることもできるのです。
引き寄せるモノの中に、足るを知る以上のものが混じっていたらそれを退ける力が「道返玉」になります。
いわゆる誘惑に勝つ力となります。
レイは、自らの内にある大きな力の源が怖くなりました。
フォースを無視してしまいたい衝動にかられました。
特別に生きられるフォースを持っていても、挫けそうな自分を信じきる力「死返玉」がなければ「生玉」も発揮できないのです。
レイは「生玉」「死返玉」によって先に書いた意識の「パワー」の代表である「喜び」を得ることができたのです。
レンは、もともと大きなフォースを持っていましたが足るを知ることが出来ずに、怒り、欲望、そして「恐怖」まで引き寄せてしまいました。
しかし「道返玉」の力によって外した道の修正ができたのです。
生玉と死返玉は、自分自身がいかに生きていくかに関係していて、
足玉と道返玉は、他者との関わり方が生きていくことに関係しています。
私たちには特別な「フォース」はありませんが(笑)
「十種の神宝」のうちの「生玉」と「死返玉」、「足玉」と「道返玉」の「働き」を内なる神仏(一霊四魂)ととも育てていくことはできるのではないでしょうか、