<「宇宙を愛する占星術」2020年後半の火星と土星>No.465

6月28日から火星がおひつじ座入りします。

7月2日から一旦みずがめ座に抜けていた土星がやぎ座に戻ってきます。

どちらも本来の座に入りますが、どちらも楽ちんで穏やかな天体ではありません。

木星、冥王星、土星がやぎ座に集まって、来年1月7日までおひつじ座の火星と90度を作っていきます。

火星の逆行現象が、なんとおひつじ座で起きます。

イレクショナル占星術では有利に展開する事象を期待して時間を選びます。

引っ越しなどに私も使ってきました。

しかし古来、占星術は戦争にも使われてきました。

マンデン占星術では1ハウスは自国及び自国民、2ハウスは国民総生産、4ハウスは国土、6ハウスは民衆及び軍隊、7ハウスは敵国及びパートナー国、9ハウスは諸外国、などになります。

自国に有利になる時間帯を選んで戦争を仕掛けることもあったでしょう。

西洋占星術を何か有利にするために使ったりするのは「人間」側の手法です。
では「星」の「意志」はどうなのでしょう?

「星」も意志があって生きています。

本来の座にいるということは、その天体の本来のポジティブな象意が強調されるということです。

おひつじ座の「火星」は勇気満々で前向きに突進します。

やぎ座の「土星」はリスクと秩序を思慮しながら慎重に動きます。

もし、悪しき存在が占星術を使って有利に悪しきことを進めようとしても「星」の意志があります。

火星も土星も太陽系の一員ですので、地球との調和も担っています。

イレクショナル占星術で地球や人類のためにならないことに使われても火星や土星は本来のポジティブな象意で跳ね返すでしょう。

アクセルとブレーキを同時に扱いながらも大きな運命の波を超えていけるのです。

それが昔と現在の違いです。

「宇宙を愛する占星術」にも書きましたが特別な時期である現在、地球だけではなく太陽系も進化が促進されているからです。

この時期は、世界が大きく変わるでしょう。

コロナ19のこともあってすでに私たちは楽ちんで穏やかではいられません。

でも、ピンチがチャンスでもあるように

「火星」の勇気と「土星」の思慮深さで、考えながら前進していくのです。

何か大きなことが起きるかもしれませんが、火星と土星が地球の味方をしてくれるでしょう。

倒れても起きましょう。何度でも・・・!

ホロスコープは10月17日の新月図です。

10月をピークに何かありそうですが「星」たちの「意志」を信じたいと思います。