近年、宇宙探査による新たな発見により科学者たちの考察が日々更新されています。
「宇宙を愛する占星術」は現在、解っている科学的な宇宙のことと西洋占星術とを合わせた独自の考察を書きました。
その中で特別なのはノストラダムスの予言を引用したことです。
ノストラダムスは『諸世紀』と呼ばれる四行詩に、天王星と海王星の発見とその公転周期を表す数値をも予言していました。
「宇宙を愛する占星術」にアカシック・レコードから情報をとってくることにも触れて書かせていただいています。
参考図書は「ノストラダムス・メッセージⅡ」ヴライク・イオネスク著です。
実は冥王星発見の四行詩もあったのですが本には載せませんでした。
ここに少し紹介したいと思います。
冥王星はアメリカのローウェル天文台で発見されました。
下記は冥王星発見時の推定ホロスコープ(1930年1月23日)です。
『諸世紀』第1章48歌
月は深き闇に曇らされ、
その兄は赤錆色より移る。
長く洞窟に隠れたる巨大者は、
鮮血色の傷口を鉄器で打つであろう。
ホロスコープを見慣れているかたは解ると思うのですがこのホロスコープには
海王星を軸の頂点とした「ダイヤモンド型」
冥王星そのものをシンメトリー軸の頂点とした「棺型」
同じく冥王星がシンメトリー軸の頂点である「槍の穂先型」
があります。
イオネスク氏はこの曰くありげな図形に注目して難解な四行詩を読み解きました。
冥王星は火星と180度で両肩に海王星と木星を配しています。
これら4つの天体が「槍の穂先型」をつくっているのです。
イオネスク氏の解釈にはフランス語やギリシャ語からの裏付けも書かれていますが
ノストラダムスは「巨大者(冥王星)は鮮血色の傷口(火星)を鉄器で打つであろう」と表現したと言うことです。
冥王星を軸として「棺型」(もしくは洞窟)をつくる海王星と土星、木星と太陽は120度のアスペクトを形成しています。
約124度と約123度でその合計は「247」になります。
これは冥王星の公転周期の約248年とほぼ一致、近い数字ということです。
さて今年になってから太陽系の惑星や衛星に液体の「水」が存在しているニュースがいろいろあります。
「月」や「火星」での水の発見は新しいところです。
冥王星の中に想定される内部海はメタンハイドレードによって今でも氷っておらず液体の状態で存在しているということです。
メタンハイドレートとは・・・
https://www.astroarts.co.jp/article/hl/a/10640_pluto
『
特徴は、長い運搬過程を経た粒度の小さい砕石物や鉱物粒子、火山灰などの他に有機物や有孔虫などの生物遺骸が含まれる海底泥質堆積物である。
』
メタンとは・・・
『
化学式はCH4。最も簡単なメタン系炭化水素。
可燃性の無色無臭の気体。
融点−182.6℃,沸点−161.5℃。
化学的に安定。高温で水素と炭素に分解。
塩素化反応を受け,また触媒存在下では水,酸素などと反応し一酸化炭素と水素を生じる。
燃料,メタノール,水素,カーボンブラックなどの製造原料として用いられる。
沼などで有機物の腐敗発酵により生成するので沼気とも呼ばれた。
工業的には天然ガス,石油の分解ガスとして得られる。
』
https://kotobank.jp/word/%E3%83%A1%E3%82%BF%E3%83%B3-141435
メタンとは有機物から発生します。
冥王星は準惑星に分類されていますが中心に岩石の核があります。
その岩石に核に有機物が存在しているということなのです。
上記より
『
星間有機物は、水・一酸化炭素・アンモニアなどの氷に恒星からの紫外線が当たることで作られる。
過去の実験から、星間有機物にはヒドロキシ酸やアミド、多環芳香族炭化水素、脂肪酸など、多種多様な有機分子が含まれることがわかっている。
そこで研究チームでは、これらの有機分子を混ぜ合わせた模擬的な星間有機物を作り、これを加熱して変化を観察した。
』
星が生成されるずっと前の星間物質の中には有機物が存在しているということです。
有機物って~!
肉体生命の源ですよ~!!!
それが冥王星の核の中にたくさんあって表面の氷との間にメタンハイドレートを作り出したのです。
そしてメタンハイドレードがあることで「水」が液体のまま存在して内部海を保持していたのです。
さてこれを占星術的に考察してみます。
冥王星は発見されてからさそり座の守護星となりました。
かに座、さそり座、うお座は、「水」のエレメントです。
12星座の4つのエレメントは「火」「地」「風」「水」の順に周っています。
「火」=プラズマ状態
「地」=個体
「風」=気体
「水」=液体
「宇宙を愛する占星術」では5番目の要素に「空」=エーテルを考えてみましたが「空」の科学的な要素はまだはっきりしていません。
「水」は最後に星に生命が生まれる象徴でもあります。
「火」=精神性、情熱的、自己の信念を優先
「地」=堅実性、物質的、現実の安定を優先
「風」=知性、論理的、客観的思考を優先
「水」=芸術性、情緒的、主観的感性を優先
上記は「宇宙を愛する占星術」に載せたエレメントの主な特徴です。
占星術では12ハウスと連動していますのでどの星座宮生まれの人でも全ての要素を持ち合わせていると考えます。
また特別な分類で「水」のサインは「多産星座」(豊穣サイン)になります。
(※私はおうし座も多産星座(豊穣サイン)としています)
蟹、魚、蠍は一度にたくさん産みます。
すごいのは蠍は通常の卵ではなく蠍のカタチをした卵胎生か胎生で産まれるのです。
つまり言い方を変えると出産しているようなのです。
人間に置き換えると「多産」であるということは「男女」の愛に敏感で恋愛もしやすいということです。
子どもが生まれていくことは「人類」という生命体としての存続に重要なことです。
太陽から遠い冥王星の他にも太陽系で次々に液体の「水」が発見されています。
火星、地下に湖
ケレスの光点(炭酸ナトリウム)、地下に湖
ガニメデ、地下の海、磁場を持つ唯一の衛星、オーロラも出来る
エウロパ、内部の海、間欠泉
エンケラドス、内部の海、間欠泉、E環の氷(アミノ酸の素もある)
タイタン、表面のメタンの湖、衛生で唯一の濃い大気
天王星、内部の海
海王星、内部の海
冥王星、内部の海、トンボー地域(質素の氷)の地下
(参考:https://www.youtube.com/watch?v=xqmtN6scT9s)
このことからますます「太陽系」が1つの生命体であることを確信し新たにバージョンアップされているということです。
新しい「地球」へシフトするアセンションは「地球」だけではなく「太陽系」全体に起こっているのです。
冥王星は発見されてからまだ90年しか経っていません。
公転周期は約248年なので12サイン(12星座)を一周りする2178年まであと約158年あります。
「太陽系」という生命体はそれまでにどんなバージョンアップをしているのでしょうか・・・
2178年は今年(2020年)生まれた子どもの孫の子どもに孫が生まれる頃です(笑)
約158年では転生には短い(地球でのタマシイの生まれ変わりは約300年~700年くらい?)ので現在肉体を持っているタマシイが多産系の要素に新しい地球の子どもたちを託していくのです。
そこには過去世からのカルマ(行い)と呼ばれるすべての経験、知り得たすべての情報と知識、そして地球だけではなく太陽系への大きな「愛」が含まれているのです。
占星術ではさそり座と冥王星の象意として受け継がれていくのです。
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