<時空のお話からコロナ19>No.459

大好きな東京都科学未来館のプラネタリウムで上映している番組に「9次元から来た男」というのがあります。

現在の物理学では10次元や11次元が出てくるのでなぜに「9次元」?と最初は疑問がありました。

超弦理論では空間9次元プラス時間1次元の10次元なので「9次元から来た男」では空間の9次元だけがタイトルになっているのだとあとから解りました。

11次元になると、素粒子のカタチを「弦」から「膜」に考えるのであと1次元、空間が増えるのです。

「9次元から来た男」では、この世がなんで9次元なのか、物語風に説明してくれています。

綱渡りをしている女性がいます。

彼女は前か後ろしか動けません。

2次元の世界の例えです。

しかしその綱に小さいてんとう虫がいて、綱の直径より小さいのでてんとう虫には上下の空間ができます。

大きな人間にとって綱の上は2次元ですがてんとう虫にとっては3次元なのです。

ここで畳みこまれた次元を身近なことで想像してみます。

同じ3次元にいながら私たちは自分の身体の中で細胞たちがどんな動きをしているのかまで意識できません。

血液を構成しているモノたちは私の身体の中を頭のてっぺんから足のつま先まで絶えず動いているわけですが、私自身はといえば椅子に座ってちょいと指を動かしてキーボードを打っているだけです。

同じ人間自身でも自分の肉体を意識している状態と無意識な生命活動で心臓が脈打ち血液が活発に動いている状態ではすでに空間次元が違うというイメージができます。

専門的なカラビヤウ多様体の余剰次元の理論はよく解りませんが、空間に存在するそのモノの大きさによって体感する空間次元が違うということはいえます。

次の本に書いたのですが(2020年6月~7月出版予定)、大きすぎるモノと小さすぎるモノは「時間」と「空間」が等価に表わされます。

9次元プラス1次元の「時間」を同じように考えてみます。

よく「過去」も「現在」も「未来」も同時に存在しているという内容を見かけます。

それは科学的である場合とスピリチュアル的である場合とがあります。

さて、私たちには昨日があって明日があります。

同時には存在していないですよね、

例えば、光をピカピカと点滅させている存在がいるとします。

その存在は、光のスイッチを入れたり消したりの作業をしています。

さあ、オンにします~

しばらくして、オフにします~

を繰り返しているのです。

その存在から見ればその作業をしているので、ある程度の時間がかかっています。

時間軸は過去、未来、現在に流れているので、オンしてオフして、今はオンするところ・・・と過去ができていくわけです。

しかし、もっと大きな存在から見ると、点滅が高速に行われていた場合、今オンなのかオフなのか判りません。

ただ光っている瞬間の現在があるだけです。

これは「時間」が畳み込まれている現象に例えられるのではないでしょうか・・・

私たち人間の営みをもっともっと大きな存在が見た場合、

私たちにとっての過去、現在、未来が同時に見えているのではないでしょうか・・・

だから偉大な神仏や宇宙存在は、地球のちょっと先を知っているのです。

でも遠く先の未来は解らないのです。

地球の中での人間の生命活動には選択肢があるので少しずつ変わっていくからです。

前述のブログに書きましたが、私たちは冷静に対処していけばコロナ19を乗り切れるでしょう。

その際、それぞれの経験と知識や情報において、地球と人類のことを深く考えてみてください。

人類の歴史も振り返ってみてください。

恐怖ではなく深くそこに意識を向けることが新たな進歩に繋がるのです。

陽性であっても病院にいくことなく免役を徐々に獲得していく人もいるでしょう。

病院の看護が必要な高齢者や自己疾患のある方を優先して医療崩壊を避けるためにもなるべく歩き回らないようにしましょう。

そして何年か後には、人類的にコロナ19を乗り越えているのではないでしょうか・・・

高次の存在はちょっと先の未来を知っているはず・・・

それは進化に向かっていると、私は信じています。