<「みずがめ座とうお座の特別な時間「空亡」> No.484

東洋の占いは主に十干十二支を使います。

十干は、甲、乙、丙、丁、戊、己、庚、辛、壬、癸、で、主に「空間」を表しています。

十二支は、子、丑、寅、卯、辰、巳、午、未、申、酉、戌、亥、で主に「時間」を表しています。

十干十二を組み合わせていくと十二支が2つ余ります。

生まれた日の十干十二支の組み合わせから余る十二支が「空亡」(または天中殺)と呼ばれる期間になります。

「空間」を表す干支(かんし)がなく「時間」を表す干支(えと)だけが存在しているので、「空間」が亡い、「空亡」となるのです。

東洋の占いでは「空間」である「天」が亡いので、天に味方してもらえない運気の弱い時期と考えます。

「空間」がなく「時間」だけがある状態とは、どんなイメージでしょうか、

身近なことで考えてみますと、例えば「夢」をみているときベットに寝ている身体は動かないままですが(寝返りはするけど(笑))、夢の中では空を飛んだり、車を運転したりして、そこには「空間」があります。

そして目が覚めると何時間か睡眠「時間」が経っています。

「空間」が亡いわけではありませんが空間がベッドの中だけで、夢の中で何か体験をしているわけで「時間」は経っています。

「空亡」の期間はこれに似ているのです。

「夢」の中でなにか成就しても3次元の実際では動いていません。

実際に何かを動かそうとすると実はそこは異次元でいつもの「空間」ではないのです。

ですので東洋系の占いでは「空亡」(天中殺)のときには、起業や引っ越し、転職などはなるべく避けるように言うのです。

また「結婚」の場合は互いの運や縁もあり、必ずしも「空亡」の結婚が悪いわけではありませんが、どちらかが「空亡」のときに結婚していると、カルマ昇華を終えると離婚する場合が多いようです。

さて西洋占星術では10天体、太陽、月、水星、金星、火星、木星、土星、天王星、海王星、冥王星、は主に「空間」を表しています。

12星座、おひつじ座、おうし座、ふたご座、かに座、しし座、おとめ座、てんびん座、さそり座、いて座、やぎ座、みずがめ座、うお座、は主に「時間」を表しています。

「宇宙を愛する占星術」(Amazonで販売中)にはハウスという概念があるのでさらに12星座は「時間」であり「空間」でもあるという内容を書きました。

ここではわかりやすく12星座がめぐる「時間」で考えてみます。

西洋占星術の場合は、それぞれの星座には守護星(支配星)があります。

天王星、海王星、冥王星が発見されるまでは、土星、木星、火星が2星座ずつ担当していました。

現在も水星はふたご座とおとめ座、金星はおうし座とてんびん座の守護星です。

「宇宙を愛する占星術」に天王星と海王星の発見時のホロスコープをノストラダムスの預言から書きました。

参考にした「ノストラダムスメッセージⅡ」(ヴライク・イオネスク著)には冥王星の発見時の予言詩もあり以下のブログで別途、触れています。

<冥王星とさそり座「宇宙を愛する占星術」続>No.476

https://nakagawaayuki.com/?p=5335

最初の守護星の割り振りは、太陽と月を中心にシンメトリーにまだ一番遠いとされていた土星までを巡りました。

土星木星火星金星水星月と太陽水星金星火星木星土星

← ← ← ←   ♍ ♎ ♏ ♐ 

← ← ← ←  🌙  と ☀ ☿ ♀ ♂ ♃ 

余談ですが、なぜしし座()の守護星が太陽(☀)で中心なのかは、スフィンクスの起源にも関係してて春分点がしし座にあったころから現在の西洋占星術の元ができたからかなと勝手に推測しています。

太陽と月以外の天体が陰陽(+サイン)の2星座ずつ担当している上記の守護星の配置は美しかったのですが、天王星、海王星、冥王星が発見されて、変わっていきました。

天体の品位を考慮するときはもちろん有効ですが、美しいシンメトリーの配置から新惑星発見に伴って現代の複雑な要素を加味していきました。

12星座の最後の2つの11番目みずがめ座には天王星、12番目うお座には海王星が守護星として割り振られました。

8番目のさそり座は火星から冥王星になりましたが、占星家によってはさそり座の守護星だけそのまま火星を用いる人もいます。

冥王星は天文学の世界では、惑星から準惑星に降格しています。

また上記ブログに書いたように冥王星は公転周期が約248年と長いので発見されてから12星座(黄道12宮)をまだ全部一度も周っていないのです。
ですので実際の象意の検証がされていない星座もあるのです。

そこで11番目のみずがめ座の天王星、12番目のうお座の海王星、に絞って考えてみます。

ナチュラルホロスコープではおひつじ座が1番目になります。

時計回りと反対に周って10番目のやぎ座が天頂にきます。

1番目のおひつじ座のから10番目のやぎ座の天頂に到達するのです。

そして11番目のみずがめ座と12番目のうお座は天頂から離れていきます。

おひつじ座からやぎ座までの「時間」は、3次元で起きることが解りやすく現れます。

みずがめ座とうお座の「時間」は、新たに発見された天王星と海王星によって現れます。

「宇宙を愛する占星術」からそれぞれの象意の抜粋です。

天王星・・・転機、変革、宇宙的な意識、最新科学

海王星・・・曖昧さ、神秘性、霊能、奉仕、オカルト全般

2020年末みずがめ座で木星と土星のグレートコンジャクションが起きて本格的に「風」の時代が始まりました。

<「宇宙を愛する占星術」グレートコンジャクション>No.472

https://nakagawaayuki.com/?p=5295

大雑把に約20年ごとに起きるグレートコンジャクションをシミュレーションしてみました。

(抜けている日があるかもしれませんがだいたいの目安です)

2199月4月8日(約2200年)、またみずがめ座でグレートコンジャンクションが起きます。最後の「風」でのグレートコンジャンクションです。

その後(約2220年以降)「水」の星座に移行していきます。

2020年に始まったみずがめ座のグレートコンジャンクションは約200年間の「風」の時代を経て今度は「水」の時代になっていきます。

2239年3月23日(約2240年)「水」の星座に移行して初めてかに座でグレートコンジャンクションが起きます。

そして2259年2月3日(約2260年)、うお座でグレートコンジャンクションが起きます。

上記のブログに書いたのは、みずがめ座で起きるグレートコンジャンクションは木星より土星の力の方が強いグレートコンジャンクションということでした。

2239年のかに座で起きるグレートコンジャンクションと2259年にうお座で起きるグレートコンジャンクションでは土星より木星の力の方が強くなるでしょう。

木星はかに座とうお座にいるときに品位が高いからです。

そしてずばり言えることは、みずがめ座のグレートコンジャンクションは天王星の象意が強調される「時間」となり、うお座のグレートコンジャンクションは海王星の象意が強調される「時間」になるということです。

うお座のグレートコンジャンクションはずっと先なので現実味が薄いですが、みずがめ座のグレートコンジャンクションは2020年末に起きました。

これから約20年間、私たちはその影響下にいて、天王星の「時間」にいます。

それは「空亡」のような次元にいるとも言えるのです。

「空間」はないのに「時間」だけある・・・

実際の「空間」がなくなるわけではありません。

でも今までとは違う「空間」で、それは夢を見ているような「空間」なのです。

<インディゴ 進化>No.469

https://nakagawaayuki.com/?p=5273

上記は私が「夢」の中でなにか仕事をしていたことを書いたブログです。

「夢」では何かしていました。
顕在意識が眠っている間の「時間」はあるけど「空間」はベットの中だけです。

トランプさんの情報に詳しい方なら「Q」をご存知ですよね、

Q」はアルファベットで17番目の文字です。

また量子コンピュータが日本では神奈川県かわさき新産業創造センターに入りました。

東京大学が所有権を持っているということです。

そこには、量子=Quantum、の「Q」が書かれています!

タロットでは17番目は「STAR」(星)になります。

「44の人生の漢字」はタロットカードを漢字一文字に表して象意を物語風に書いた私の前作です。以下、抜粋

大アルカナ17番目は星です。

私たちは「個」であって人類という「全」として地球に生きています。

個人個人の意識が全体の意識を共有したときに生まれる理想が人類としての進化を促すのです。本来人間は1人1人が星のように輝く存在なのです。

THE STAR(星)・・・正位置「望」、逆位置「絡」

そして17番目の「星」のカードを星座に割り当てると「みずがめ座」になります!

量子コンピュータのことも「宇宙を愛する占星術」で少し触れていますが、今までのスーパーコンピュータとは桁違いのことができるのです。

SF映画「インセプション」では、意図的にある人物の「夢」に介在して3次元での行為となる動機の「種」を植え付け、意識を操る技術が描かれていました。

この映画のイメージは天王星の領域というより海王星の領域の話しですが、量子コンピュータは人間の「意識」とも関係しています。

このことはもっと深く考えて行きたいと思っていますが、今まで常識だと思っていた「空間」が大きく変わる鍵になっていると思うのです。

科学では人間の意識が素粒子であるという立証には至っていませんが、足立育朗氏のいうように、陽子=「愛」、中性子=「調和」が認識できる日も近いのではないかと思っています。

また国交省が空飛ぶ自動車の取り組みを発表したように、「空間」の認識が大きく変わっていくでしょう。

空飛ぶ自動車って?UFOじゃないですか~!

UFOも普通に飛び交うようになっているかもしれません。

宇宙人さんとの交流が始まっていくかもしれません。

話を占いに戻すと「空亡」が進化する時代になっていくということなのです。

改めて私たちはものすごい時代に生きているのです。

封印されていた機密開示があったら、これまでの「空間」や「時間」を塗り替えるように、さらに急激に進化していくでしょう。

科学が進化して物質面が豊かになって生きていく上での危険が減っても、人間の感情はなくなりません。

ネガティブな感情になったとき、いつも宇宙は真の「愛」を目指していることを思い出しましょう。

これから訪れるずっと先の(約240年後)うお座のグレートコンジャンクション、海王星の「時間」にはさらに宇宙の「愛」に満たされた「空間」(次元)になっていることでしょう。