<白山ひめ神社へ・・・>No.44

石川県の白山ひめ神社(しらやまひめじんじゃ)にまつわる話をまずしたい。
白山ひめ神社は、全国2000もの白山神社の総社である。
ちなみに全国の八幡神社の部長みたいな神社は鎌倉の鶴岡八幡宮、社長みたいな総社は大分の宇佐神宮(別名:宇佐八幡宮)になる。
私の産土神社は八幡神社で、現在の東京の住まいの鎮守神社は白山神社である。
鶴岡八幡宮へは何度かお参りさせていただいているが、宇佐神宮と白山比ひめ神社へはいつかお参りしたいな、と思いつつ、なかなか行く機会に恵まれなかった。
2009年2月17日、白山比め神社の生誕2100年の祭事があった。
http://www.shirayama.or.jp/
翌18日、ククリヒメノカミ(菊理媛神)・イザナギノカミ、イザナミノカミの三柱のご祭神に奉納舞いの儀が行われて、私は参加することができた。

ククリヒメ(別名:キクリヒメ)は、黄泉の途中で言い争いをしているイザナギとイザナミを仲裁したとされている。
話は西洋に逸れるが、大天使ラギュエルは人間関係を(仲間の天使同士をも)癒し調停する天使であるとされている。
個人的な発想で、ククリヒメと大天使ラギュエルは似ている波動を感じている。
(大天使ラギュエルは男性の天使で、ククリヒメは女神であるが・・・)

日本のレイラインの一つに富士山と白山を繋ぐ考え方がある。
レイラインとは、『古代の遺跡には直線的に並ぶよう建造されたものがあるという仮説のなかで、その遺跡群が描く直線をさす。レイラインが提唱されているケースには古代イギリスの巨石遺跡群などがある』(wikipediaによる)
特に富士山は世界に連なるプレートのいくつかの中心であり、特別な霊山である。
その富士山の浅間神社は、コノハヤサクヤヒメ(木花咲耶姫)がご祭神で、白山の白山比め神社のククリヒメと繋ぐと、咲くということは開くことになり、くくるということは結ぶということで、「開いて結ぶ」になる。
これは、DNAの再生にも繋がる。

またもう一つ重要なレイラインが浮かび上がる。
石川県は中国大陸(ユーラシア大陸)に近く、白山は、中国と北朝鮮の国境にそびえる白頭山(ペクトゥサン)を繋ぐ山でもあるのだ。
つまり、人間関係を緩和し世界平和に導くククリヒメさまは日本とアジアを繋ぐご祭神でもあるのだ。

2月18日、白山ひめ神社奉納舞いの儀に参加できることになった私は金沢に二泊三日の一人旅の計画をした。
東京駅より大宮から新幹線に乗っていくほうが近かったので、池袋から埼京線で大宮に向かっていた。
何を思ったか、そのまま乗っていれば良いのに、乗っていられない感覚におそわれ、私は赤羽で途中下車してしまったのである。

降りてから、指定券が取ってある予定の新幹線に間に合わないことに気が付いた。
なんで、降りてしまったのだろう・・・
自分のバカさ加減に涙が出そうであった。
せっかく生まれて初めての一人旅、新幹線の2階席を楽しみにしていたのに・・・
即刻、旅行を手配してくれたトラベルディスクに電話した。
「後続の新幹線の自由席に乗って下さい」と冷たい言葉・・・(涙)

なんで降りたのだ・・・意味はあるのか・・・
と、思いながら、埼京線赤羽ホームで次の電車をぼーっと待っていると、
目に前に、富士山がそびえていた。
私は勝手に「富士山と白山を繋げます」とつぶやいていた。

大宮に着いて駅の案内に相談すると、20分遅れの後続の越後湯沢行きがあった。
とりあえず、乗って座っていた。
車掌さんが回ってきたので、
「指定券の新幹線に乗り遅れましたぁ〜、
自由席しか駄目なのは判っているのですけどぉ〜、」とニッコリ交渉。
私は知らずになんと、グリーン車にいたので、
「ここはグリーン車だから駄目だけど、まあ、空いている指定席なら、しょうがない、いいですよ」
と許してもらえたので、念願の2階席の空いているところに座れた。
20分後発に乗ったのに4分遅れで着いて、越後湯沢では予定の金沢行きに乗ることが出来た。不思議な出発であった。

奉納舞いの儀は、遠くから眺めて終わるものと思っていた。
しかし、3時間にも及ぶ盛りだくさんの内容で、参加された方たちがすごかった。
日中文武国際芸術研究会の中国の芸術家の方々、故力道山の奥さまの代理人の方(力道山は韓国出身)、その他、武道家、霊能系、レイライン研究の方たちが、福岡や静岡などから参加していた。
まさに、ここ白山がアジアと日本を繋ぐことのスピリチュアルな証明であった。
なお奉納舞いのメインは、地元金沢の孝藤流家元、孝藤まり子さんと右近☆左近のお三方によるものであった。

その日の懇親会で、レイライン・ネットワークを研究している方と、アースキーパーであるアクアマリン原石のお話を聞くことができた。
アースキーパーとは、太古から宇宙エネルギーを地球に取り入れるグリッドとして存在してきたクリスタルで、地中深くに眠っていたが、現在再び地上に姿を現している巨大水晶のことである。
クリスタルヒーリングを勉強している方ならご存知であろうハワイのカウアイ島のアースキーパークリスタルが有名である。

しかし、次世代のアースキーパーは、クリスタル(水晶)ではなくて、アクアマリンであるというのである。
1999年、ブラジルで5トンものアクアマリン原石が産出された。
このアクアマリンはフォトンを始め高次元宇宙エネルギーを伝達するものとみられ、地球のアセンションの担い手である。
奇しくも大天使ラギュエルの石はアクアマリンである。
アメリカシャスタにて、ダウジングで選んで貰った私のアメシストにも「大天使ラギュエルの領域にある」とメッセージを貰っていたが、アクアマリンが大天使ラギュエルの代表的な石らしい。
今回このアクアマリンのかけらをいただくことができた。

そして、中国の方と初めて心よりお話する機会を得られた。
あまりにスピリチュアルな内容のトークになり感激であった。
人は宇宙・・・
宇宙の波動は螺旋を描く円(○)である。
「円」は「縁」である。
このご縁を大切に・・・

まさにククリヒメさまのご神威(真意)とするところであろう。
そして、2月17日、18日だけ金沢の街に雪が舞った。
一週間前に春一番が吹いたというのに、冬に逆戻りである。
昔から金沢では、ほど良い雪が舞う日には、神さまが降りて来ていると言われている。