<アセンション カルマの昇華>No.46

もう、6年くらい前になるであろうか・・・
「アセンション」という言葉を初めてきいて、「なんじゃそりゃ〜?」
カルマの法則が変わる? もしくは、無くなる?
カルマが無くなるなんてことは輪廻転生(占いの法則)上、ありえない!
アセンションって何? 以下は、その時の私なりの理解の例え話である。

★アセンション物語 ある池の鯉たちの話★
『あるところに、大きな大きな池がありました。その池はとても古くて、たくさんの鯉が住んでいました。水が湧いているところがあり、そこを拠点としている鯉たちがいました。
また、水がよどんでしまったところがあり、そこが拠点の鯉たちもいました。
湧き水付近を拠点としている鯉たちは、いつも綺麗な環境で生きています。
ここの鯉たちは一番新鮮な心地よい場所を順番に使う習慣があり、皆が病気にならないように、仲良くしていました。子孫も、もちろんここで暮らしています。
一方、水の流れが悪くよどんだところが拠点の鯉たちは、いつも、少しでも綺麗なところに行こうと争いをしています。当然、大きくて力のある鯉が勝ちます。その子孫もそれに倣います。

とても大きな池なので、2つのグループの鯉たちは普段はあまり交わりません。
ある時、綺麗な環境にせっかくいたのに、一番心地よい場所を独占できないことが不満な鯉が旅に出て、汚い場所に住む鯉たちに会います。汚い水なのに、その中でも争いをしているさまに驚きます。平和に慣れているので、最初、不思議に思いますが、戦いに勝つと良い場所を得られる、皆の賞賛を得られる、そんな行為に段々と魅せられて行きます。
一方、こんな場所は嫌だと、汚い水にいた鯉も旅に出ました。でもここしか知らないので、素晴らしい環境があることを知りません。もっと汚い水でもいいから、もう争いのない世界を探そうと、思ったのです。そして、綺麗な環境で生活している鯉たちに会います。
今までいた場所より、どこでも綺麗な水なのに、さらに一番心地よい場所を交代で使っているさまに驚きます。よそ者の鯉なのに、受け入れて貰えました。

綺麗な環境から来た鯉は、汚い環境に染まってしまいましたが、元居た場所に反省して帰ることもできたのです。ここで、この鯉には選択権が発生していました。
また、汚い環境から来た鯉は、もっと汚くても争いがない方が良いと、腹をくくったので、奇跡に合ったようなものです。
この2つグループの鯉たちは何故このような環境が拠点になっていたのでしょうか・・・
場所が問題だったのではなく、長い時間をかけて、平和主義の鯉たちが作り出した環境と争いが好きな鯉たちが作り出した環境の象徴だったのです。

しかし、アセンションが起りました!

この大きな大きな池の持ち主が、突然、池を作り変えることにしたのです。
いったん鯉たちは網で救い上げられて、別な場所に移動させられました。
そして、2つの鯉のグループは、一緒くたにされて、全く新しい造詣になった池に戻されました。
湧き水もないし、よどんだ汚い水もありません。水はどこも同じです。
今までの価値観の基準がなくなってしまいました。
湧き水の恩恵にあずかってきた鯉たちは、失望します。
湧き水がないと生きていけないと、生きる意欲を無くす鯉もいます。
汚い水で生きてきた鯉たちは、戦う必要がもうありません。
何を糧に自己表現したらよいのか解らない鯉と、平和になったと喜ぶ鯉に分かれます。

環境は長年にわたって作られたカルマでした。
でも、カルマが一層されたので、鯉たちは、全く平等に個々の力のみで生きていかねばならなくなりました。そして、だんだんと、綺麗な環境にいた鯉も汚い環境にいた鯉も関係なくなり、同じ波長のもの同士が集まってきました。
この新しい環境を受け入れて、新しい世界を作っていこうとする創造的な鯉たちです。
しかし新しい環境に馴染めない不満な鯉たちは、バラバラになって、存在が薄くなり淘汰されていきました』

今まで、何度も滅びた文明がある。
私たちには何度もの前世があり、何億人もの先祖がいる。
それらが積み重なって、今世のカルマがある。
カルマとは、本来「なすことそれ自身」という意味であるが、ここでいうカルマとは、因果応報の法則である業(ごう)と徳(とく)、そしてすべての過去世からの情報を言う。
カルマの中で特に、ネガティブなものを因縁(いんねん)と呼ぶ。
前世の因縁を今世で払っている。今世の徳を来世に持ち越す。
そんな言葉を良く耳にするが、これらは、今までの輪廻転生の法則であった。
しかし、今世はアセンションが起るので、特別なのである。
アセンションとは、何度もの転生のカルマを一気に昇華できるチャンスなのである。

鯉の世界のお話では、池の作り変えで環境が変わることがアセンションであった。
それによってそれまでのカルマは全く関係なく、無意味になってしまった。
私たちのアセンションは、地球が意識を変えることである。(「フェイバレット」<アセンション 宇宙存在>参照)
地球が意識を変えるので人類はそれまでの価値観を変えなくてはならない。
それと同時に今までのカルマの影響をほとんど受けない状況に実はなっているのである。

先日、山田雅晴先生の講座に参加した。
http://www.yamada-masaharu.co.jp/
山田雅晴先生は古神道の世界に深く通じていて、占いもされるし、あらゆる神仏と真の通信ができる希少な霊能者でもある。講座の中で「原則界」と「守護界」のお話をされた。(HP本文「人」「原則の世界」「守護の世界」参照)
宇宙の法則とは、「宇宙の大いなる意思」の元(もと)、「原則界」と「守護界」で成り立っている。
「原則界」とは、宇宙の法則や秩序を守り司るところであり、「因果応報」の法則(カルマの法則)も「原則界」の原理の一つである。
「守護界」とは、高次元の存在(神仏)が「因果応報」の法則に助け舟を出すところである。
私たちの次元は矛盾した世界であるが、宇宙そのものが矛盾した世界なのである。
一方で因果応報の法則をきっちり守り続けながら、一方でそれを助けてくれているのである。
今までは、それが何回もの転生の上に成り立ってきたのである。

しかし、地球のアセンションが起っている今日、今世にすべてがかかっているのである。
今の生き方、今の行為(カルマ)がより重要視されるので、前世のツケ(因縁)は、払いやすくなっているし、今世のツケを来世に持ち越すことはできないのである。
生きている間(今世)にすべて返ってくる。悪いことをして金持ちになったなら、安泰のままは死ねないのである。ここで言う「悪いこと」とは「天地自然の道理に外れている」ことである。

2013年を堺に前後50年ずつ、約100年の間、「原則界」と「守護界」が交差している時期だと言う。人口が爆発的に増えて、皆これまでの前世のカルマを一気チャラにしたいので生まれ変わってきているのである。
そんな貴重な100年の時期にいるのである。
あなたにも、私にも前世はあったが、「私という意識」は今だけで、こんな時に居合わせられたことは、とても希少な素晴らしいことなのである。前世の自分も期待しているのだ。

アセンションは、これまでのカルマを一気に昇華して、新しい世界で、新しい意識で始まる体験ができる「ピンチであると同時にチャンス」でもあるのだ!
アセンションとは、実はシンプルなのである。
天地自然の道理に沿って、真っ当に生きていくこと・・・
ただそれだけなのである。