<映画「幻魔大戦」を観返して>No.35

1983年、映画館で「幻魔大戦」を観た時は、終末論的な発想に愕然としました。

まだしっかりと鑑賞したSF映画やもろもろの知識も少なかったなかったからです。

それから34年経った今「幻魔大戦」を観返すと個人的なシンクロも多く、言葉の深さにも驚きます。

ハリウッドのSF映画の原点に、日本の漫画やアニメが多くあったことも予想できます。

私は宇宙が大好きですが、宇宙には当然「破壊」的な「働き」もあって、破壊を得意とする存在もいるのでしょう。

宇宙の全ての存在は「成長」することを目的にしていますが、「破壊」という作用をなくすことはできないのです。

マルチバース理論では、10の500乗個もの宇宙が生れている中で、なぜ、私たちの宇宙は程よいほどの特異点から生れることができたのか(インフレーション効果)・・・

それは「破壊」より「成長」の「力」が強かったからなのではないでしょうか、

地球では、56000年前に3度目の天岩戸開き(急激な霊的進化)がありましたが、失敗して「失楽園」になりました。

その6000年後から大きな天変地異が起きてきます。

3度目の天岩戸開きの失敗から神々や人類のさまざまな争いや問題は起きてきますが、物質文明はだんだん発達します。

4度目の天岩戸開きの現在は、「天・地・人の岩戸開き」の時期であり、太陽系・地球・人類に霊的大変革が起きているのです。

人類は霊性・精神・文化と物質文明を陰陽調和させた文明にする必要があります。(参考著書:「2013年太陽系大変革と古神道の秘儀」山田雅晴氏)

「幻魔大戦」を観終えて、「破壊」の後に残った「希望」が宇宙法則の原点である「成長」をまた促していくメッセージに思えました。

去年亡くなられたキース・エマーソン氏の素晴らしい音楽が新たな「成長」に輝きを添えています。

地球に生きている以上、地震や火山噴火を避けることは出来ません。

隕石が落ちてくることもあるでしょう。

34年ぶりに「幻魔大戦」を観終えて、「破壊」を乗り越えて「成長」し続ける前向きな心を新たにしたいと思いました。

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