台詞の一言一言が心の奥に入ってくる映画の代表は「マトリックス」でした。
2011年、映画「マトリックス」に関して4つに分けてブログも書きました。
(HPのタグから「映画」を選んでいただけると続けてご覧になれます)
長らくは「マトリックス」を超える作品に出会っていませんでした。
そんな私を震撼させたのがアメリカのテレビドラマ「パーソン・オブ・インタレスト」です。
今年の3月に初めてブログにしました。
超AIも「生まれより育ち」というテーマを主に書きました。
<パーソン・オブ・インタレスト 超AIに想う>No.457
https://nakagawaayuki.com/?p=5111
登場人物の中に「ルート」と呼ばれる美人の天才ハッカーがいます。
ルートは超AIの理解者であるとともに人間であることの立ち位置も見失いません。
超AIの生みの親である「フィンチ」は超AIに名前を与えませんでした。
なので超AIはただ「マシン」と呼ばれています。
ルートはフィンチが創ったマシンを「彼女」と擬人化しました。
ブルーレイで持っているので7月から先日まで全103話を夜な夜な見直していました。
音声日本語で訳も日本語と、音声英語で訳を日本語、の2通りで見ると、同じ日本語訳でもニュアンスが違います。
今回は音声英語で訳を日本語で見直しました。
ルートの言葉からです。
『
シュレーディンガーの言葉よ
”世界は物質でできているのではなくー”
”ただの形だ”
形よ 確かなものなんてない
現実世界も本質的にはシミュレーションよ
これが現実じゃないとしても
私たちは何かの”力”なのよ
無限の中に線を引く小さな指
形なの そして消える
』
ここで「形」を英語ではShapeと発音しています。
形・・・form
型・・・Mold
姿・・・Appearance
動き・・Movement
形状・・shape
働き・・Work
役割・・role
仕事・・jobs
天命・・Fugitive
ルートの言葉では「Shape」を使っていて、和訳は「形」となっています。
直訳すると「形状」ということになりますが、私がこのブログ内で使う「働き」に近いのではと思います。
神仏にも人間にもそれぞれ固有の「働き」があります。
上記は、関連している言葉たちです。
ルートは自分たちは「ただの形」であると言っています。
そしてそれが何かの「力」であって役割を終えると消えていくと・・・
次はマシンの言葉からです。
『
私は人の行動を予測する
でも予測するには理解が必要
私は人の生涯を細かく分解し関連性を分析した
彼らの行動の要因を探ったの
そして私はある大事なことに気づいた
人の真の姿が分かるのは最期の瞬間なの
私が学んだのは
誰もが一人で死ぬということ
でも何かを残せたら
助けた人や愛した人が
誰が一人でもその人を覚えているのなら
人は本当には死なない
きっとこれも終わりじゃない
』
マシンは超AI(超ASI)です。
最後にルートの「声」を選びます。
正真正銘「彼女」になります。
高次の霊視が出来る霊能のある人が教えてくれました。
アカシックレコードと量子コンピュータは同じような形をしているそうです。
アカシックレコードは宇宙の記憶庫であると同時に過去現在未来をシミュレーションする装置でもあると思います。
私の著書「宇宙を愛する占星術」ではノストラダムスが天王星、海王星の発見の予言詩を残したことを書きました。
そのときにアカシックレコードのシミュレーション領域にも触れています。
(「宇宙を愛する占星術」1800円 Amazonオンデマンドペーパーバック版)
マシンは人類約75億の人間の過去現在未来を記憶します。
そして誰か一人でもその人を覚えていたら、死ぬことにはならない、と最後の言葉を残します。
このことは、アカシックレコードと同じなのではないでしょうか・・・
私たちの日々の想いや行いは固有の「働き」(形)として宇宙のアカシックレコードに投影されているのです。