<大阪四天王寺へ 京都旅行02>No.188

京都旅行の2日目は大阪まで足を伸ばしました。
大阪にはIT系会社員をしていた20代に2度、30代に1度しか行ったことがありません。
私たちは大阪駅から天王寺駅まで電車に乗って目当ての四天王寺と生國魂神社へと向かいました。
まずは天王寺駅から徒歩で四天王寺に向かって歩き始めました。

旅の友は、13年くらいの付き合いになるSちゃんと、
知り合って1年も経っていないけど同じ神社仏閣好きのMさんです。
一番若いSちゃんでも40代半ば、
傘持って、水持って、ご朱印帳持ってと、結構、重い荷物ですぅ…
(道順はSちゃん任せでしたので彼女はガイドブックや地図も背負っていました)
20分くらい歩いたでしょうか…、四天王寺に着きました。

(門にある密教っぽい車輪ですがタロットカードの「運命の輪」に似ています~)

(本殿途中に水不足のとき、助けてくださったという龍神さまもいらっしゃいました)

四天王寺のご本尊は救世観音菩薩(くぜかんのんぼさつ)さまで
その四方には四天王像が祀られています。
今回の旅の目的の1つに救世観音菩薩さまのご開運をお祈りしたい意が強くありました。
救世観音菩薩さまが祀られている大阪の四天王寺と奈良の法隆寺は
「外せないね」と京都に連泊しながら大阪と奈良にも足を延ばすことにしたのです。

救世観音菩薩さまは、ちょっと謎の特別な観音さまのようです。
聖観音さま、十一面観音さま、千手観音さま…など観音さまにはそれぞれお姿があって、
お役割がありますが、一説には救世観音さまとは、それらさまざまな観音さまたちが、
人類と地球を救うお働きをするときになられる特別なお姿だそうです。
さらに四方には、かっこいい四天王さまがいらっしゃいます。

<四方守護のご存在さまたち>No.154 2011.5.16
https://nakagawaayuki.com/?p=1456

上記ブログより抜粋

その位置から、四方を守護してくださるご存在がいます。

馴染みがある神さまは、
「北方」は、玄武神さま、
「南方」は、朱雀神さま、
「東方」は、青龍神さま、
「西方」は、白虎神さま、
「中央」は、鳳凰神さまです。

仏教では四天王さまで、
「北方」は、多聞天(毘沙門天)さま、
「南方」は、増長天さま、
「東方」は、持国天さま、
「西方」は、広目天さまです。

さらに密教系では、
「北方」は、金剛夜叉明王(ヴァジュラヤクシャ)さま、
「南方」は、軍茶利明王(アムリタ・クンダリン)さま、
「東方」は、降三世明王(トライローキャ・ヴィジャヤ)さま、
「西方」は、大威徳明王(ヤマーンタカ)さま、
「中央」は、不動明王(アチャラナータ)さまです。

では、キリスト教における大天使では、
「北方」は、大天使ウリエルさま、
「南方」は、大天使ミカエルさま、
「東方」は、大天使ラファエルさま、
「西方」は、大天使ガブリエルさまになります。

写真は、徳山暉純氏の「梵字手帖」からです

四天王寺をお参りしながら、20年以上前に読んでいた星野之宣氏の漫画
「ヤマタイカ」(1986年~1991年月刊「コミックトム」掲載)を思いだしていました。

「ヤマタイカ」は、
沖縄神女の筆頭継承者であり古代、邪馬台国の女王卑弥呼の霊体と共に
生きる霊能力者の神子(みわこ)が大いなる大和民族の祭りを始めます。
大いなる大和民族の祭りとは、
水爆数十個分に匹敵する台風のエネルギーを使って、戦艦ヤマトを海の底から蘇らせ、
阿蘇山を始め富士山に至るまで日本の火山を次々に噴火させて現代文明を破壊することから始まります。
一方、大空阿闍梨率いる四天王の化身であり霊能力者の広目、持国、増長、多聞は
火山の爆発を抑え鎮護しようと神子(みわこ)に阻止する戦いを仕掛けます。
最終的に、神子(みわこ)は天照(アマテラス)の化身となり、
四天王の能力を結集し生き残った広目が大日如来の化身となって刺し違えるという
日本神話と密教の入り混じった(神社仏閣)の異色SFです。

新潮出版から最終の第六巻が出たのが1991年ですので
実に21年前の作品ですが、これは今をまさに表している
激しいアセンション作品であると言えます。
大いなる価値観の崩壊、それに伴う現実的な破壊が火山噴火に表されています。
そしてどちらが正しいのか、それには触れていません。
「破壊」が正義なのか、「鎮護」が正義なのか、
それは読む人によって解釈が違うでしょう。
またアマテラスも大日如来も「太陽」からの化身です。
漫画では刺し違えてしまいますが、アセンションの鍵は
「太陽」であり「太陽神」の統一でもあるからです。

そんなことを思い出しながら、
救世観音菩薩さまと四天王さまのご開運をお祈り申し上げました。

「救世観音菩薩さまの一霊四魂の益々のご開運をお祈り申し上げます」
「四天王さまの一霊四魂の益々のご開運をお祈り申し上げます」

救世観音さまご真言
「オン バラダ ハンドメイ ウン」