<四方守護のご存在さまたち>No.154

その位置から、四方を守護してくださるご存在がいます。

馴染みがある神さまは、
「北方」は、玄武神さま、
「南方」は、朱雀神さま、
「東方」は、青龍神さま、
「西方」は、白虎神さま、
「中央」は、鳳凰神さまです。

仏教では四天王さまで、
「北方」は、多聞天(毘沙門天)さま、
「南方」は、増長天さま、
「東方」は、持国天さま、
「西方」は、広目天さまです。

さらに密教系では、
「北方」は、金剛夜叉明王(ヴァジュラヤクシャ)さま、
「南方」は、軍茶利明王(アムリタ・クンダリン)さま、
「東方」は、降三世明王(トライローキャ・ヴィジャヤ)さま、
「西方」は、大威徳明王(ヤマーンタカ)さま、
「中央」は、不動明王(アチャラナータ)さまです。

では、キリスト教における大天使では、
「北方」は、大天使ウリエルさま、
「南方」は、大天使ミカエルさま、
「東方」は、大天使ラファエルさま、
「西方」は、大天使ガブリエルさまになります。

本来、神さま、仏さま、大天使には、性別はないそうですが、
そのエネルギー体の特徴から、男神、女神、に想像されてきたと思われます。
タロットカードに描かれている大天使は、ガブリエルさまと思われます。
四大天使の中で唯一、女神さまです。

写真はドリーンバーチュ氏のオラクルカードより
ガブリエルさまです。


四方(中央入れて五方)を守護してくださるご存在は、
お名前は変わっても、
同じ種類のエネルギー体で役割は似ているのかもしれません。
しかし、全く同じエネルギー体ではないと思われます。
地球と人類の歴史とともに、宇宙から飛来してともに存在してきました。

例えば、私の家からの四方は、
私の家より南の家の四方と変わりますね、
私の家からの南は、その人の家からは北になるからです。
でも、四方の守護のご存在は変わりません。
この地球が多次元である証拠ですね、

神さま、仏さま、大天使と呼ばれるご存在は、
本来、宇宙のエネルギー体としての存在ですから、
地球から見ての四方が主な働きになります。
さらに地球から見て「北方」により高い次元があるようです。
私の大好きな北極星は別名、北辰(ほくしん)とも呼びますが、
クリスマスツリーの先端に飾るのポーラースターも北極星のことです。

また密教曼荼羅には、金剛界(太陽界)と胎蔵界(太陰界)がありますが、
金剛界曼荼羅の五智如来さまの存在があります。
「北方」は、不空成就如来さま、
「南方」は、宝生如来さま、
「東方」は、阿閦如来さま、
「西方」は、阿弥陀如来さま、
「中央」は、大日如来さまの浄土があって、願いごとも叶えてくれます。
写真は曼荼羅のポストカードの一部です。


五智如来さまの働きによって、
「南北」には、精神的なことを、
「東西」には、物質的なことを、叶えてくれる領域(玄気世界)があります。

空を見上げれば、UFOに遭遇しないかと思う今日このごろですが、
ちょっと方位を気にしてみれば、
遠く宇宙にまで繋がって、その四方(中央入れて五方)を守護してくれている
存在があることを思い出しました。
人類のさまざまな信仰や宗教がある中に
ともに存在してきてくれた神仏、大天使たちも、
地球の大転換を前に、準備をしていることでしょう。

人は誰しも、守護していただいていますが、
余計な負担を守護の存在にかけないようにしたいものです。
例えば、ちょっと危険なところに冒険に行きたいと思っても、
守護してくれる存在がいるから大丈夫だと思う前に、
危ないところにはいかないことです。
どうしても、危ないところに行かなくてなならない場合だけ、
お願いするようにしたいということです。

私は若い頃、無謀で夜遅く人通りのない淋しい道でも
「守護していただいているから大丈夫だもん!」と
心配していた父親と喧嘩したことがあります。
きっと、私の守護の存在は
「しょうがないですね、余計な負担ですよー」と思っていたでしょう。

個人的な問題が起きてしまったとき、
まずは、人間が最善の出来うることをして、
それから神頼みが筋ということです。
「奇跡」は、まず自分の第一歩の行動がないと起きないのです。

地球にたくさんいらっしゃいます神さま、仏さま、大天使さまに思いをはせて、
静かにアセンションが起きますことを願います。