<京都奈良旅の記録(3) 福智院>No.359

私が3年間通った幼稚園はお寺さんがしていました。

真言宗豊山派のお寺の境内で、六地蔵さまに見守られながら遊んだものです。

「お地蔵さん」と呼ばれ親しまれていますが正式名は地蔵菩薩(クシティガルバ)さまです。

菩薩でありながら、地獄までも降りて行き、衆生を救ってくださる特別な仏尊さまです。

通常、明王クラスでないと地獄まで降りていけません。

地蔵菩薩さまが地獄でお働きになっているときの姿の1つが閻魔大王です。

地蔵菩薩さまのお名前は「地」の「蔵」です。

生きとし生けるものにとっては、当たり前すぎて意識すらしていないけど、「地球」の「地」がなかったら肉体を持って存在できません。

つまり、地蔵菩薩さまは「地球」の仏界にとって重要な仏尊さまなのです。

京都奈良の旅の2日目は、奈良に移動してまずは福智院を訪れました。

福智院には地蔵菩薩像として地蔵大佛と呼ばれているお地蔵さまがいらっしゃいます。

訪れた私たちは地蔵大佛さまの圧巻の大きさと限りない慈愛に包まれました。

台座からの総高は6.6mもあります。

曼荼羅も背負ってらしてそこには500体もの化仏と六地蔵と本体を入れると567体のお地蔵さまになります。

釈迦滅後、56億7000万年後に下生するという弥勒信仰の数と同じになります。

福智院で案内をしてくださった方が、

「通常、菩薩さまは立っていて座って良いのは如来さまだけのはずであるけど、このお地蔵さまは座ってらして、さらに曼荼羅を背負っておられるのも如来さまだけで菩薩さまは単体(本体だけ)であるはずなのに、このお地蔵さまは曼荼羅も背負われています。2つもルールが違う菩薩さまなのです(笑)」

と説明してくれました。

実は、現在ミロクの世の真っ只中に私たちは生きているのです。

ミロクさまと呼ばれるご存在たちは銀河系の他の星系から、となりのアンドロメダ銀河から、そして56億7000万光年離れた大宇宙の中心にある超銀河団からもこの地球に訪れているかもしれません。

ミロク、数字に置き換えると、369、または、36、

その言葉のとおり、身(真ん中)が6で、369、567、

釈迦滅後、56億7000万年後に下生するという、567、

3つの6で、666、6+6+6=18、もミロクさまの数霊になります。

地球以外から地球と人類を助けに訪れているご存在たちとは別に、地蔵菩薩さまは「地球」そのものでもあり、自ら地球を救うために「地」の底から復活しミロクの一員として働くことを表しているのではないでしょうか・・・

福智院の地蔵大佛さまこそ、「お地蔵さん」と呼ばれ道端で慣れ親しまれている地蔵大菩薩さまの如来としての本来のお姿なのだと思いました。

<京都奈良旅の記録(4)>につづく・・・

20170417福智院地蔵菩薩