去年４月、前々から気になっていた広島の宮島に鎮座する厳島神社に特別にご縁があることが解った。
去年（2007年）６月に厳島神社に、そして今年５月に伊勢神宮に参拝できたので、そのことを少し書こうと思う。
厳島神社も伊勢神宮も、私より９歳年下の友人Mちゃんが同行してくれた。
Mちゃんを紹介しよう。＜クローン人間＞に書いた映画バイオハザードでびっくり仰天ドキドキしたのがMちゃんである。Mちゃんは現在、経理＆企画の仕事をしているが秘書の経験が長く、細かいことに気が利くし方向音痴の私にとって、とてもとても心強い旅の友である。
厳島神社へ着いた初日、夕暮れ時には海が満ちていて大鳥居は海に漬かっていたが、次の朝、参拝したときには海は引いていた。踏み心地の良い砂浜を歩いて大鳥居の真下に行ってみた。見上げると壮観である。
本殿には、市杵島姫（いちきしまひめ）さま・湍津姫（たぎつひめ）さま・田心姫（たごりひめ）さまの宗像三女神が祭られている。神仏にも性別があり、女性の神さま達である。
＜神さまと仏さま＞にも登場した神さまの大代表である「天照大神」さまと仏さまの大代表である「大日如来」さまは「陽」と「陰」に姿を変えただけで実は同じご存在であると言う。さらには「不動明王」さまも「大日如来」さまが地上に降りてくるときのお姿であると言う。
一説では、市杵島姫（いちきしまひめ）さまと七福神のお一人、弁天さま（別名：弁財天）も同じご存在であると言う。
市杵島姫さまは「陽」のお姿で、弁財天さまが「陰」のお姿であると思われる。
また「聖観世音菩薩」（観音）さまとも関係があり、高次元エネルギー体の波動が似ているのかもしれない。
宮島には、宮島自体を神さまと崇めたので、お墓が一切ない。神さまである宮島の土に人の骨を埋めることをせず、広島本土に住人のお墓はあるそうだ。また田畑もない。鍬や鎌で、神さまである土をいじることを避けたからである。
中国の影響を受けたとされているが、宮島にある他の神社には、神さまと一緒に仏さまも祭られている。鳥居をくぐったら、そこに七福神の弁天さまがお祭りされている神社もあり、まさに陰陽（神仏）の融合と調和である。
目に見える形で祭られているのは珍しい。とても感動した。
可笑しい話を１つ！
宮島には野生の「鹿」がたくさんいた。鹿たちは群れを作っていて、大きな群れには立派な角を持つ雄鹿が１頭で、その他は雌と子供ばかりであった。
Mちゃんとご祈祷をしてもらった後に、まだ角が短い雄鹿が１頭いるところに遭遇した。
「きっと、若いイケメンよ〜！」と近づいてくる雄鹿にMちゃんが気を良くしていたら、いきなり、Mちゃんの持つご祈祷の際にいただいたお札や御守りが入っている紙袋を食いちぎった！！！
「キャー！ナニすんのぉ〜」とMちゃんは逃げたが、紙袋はすでにボロボロ、仕方なくMちゃんはご飯として鹿に紙袋を与えた。（お札や御守りはもちろん無事であったが）
宮島の鹿は保護されているが勝手に餌を与えてはいけないので、お腹を空かせていたのである。
お土産街では、新聞紙をバリバリ食べている鹿もいて生命力の逞しさに圧倒された。
伊勢神宮には、内宮と外宮がある。
内宮には「天照皇大神」（天照大神）さま、外宮には「豊受大神」さまが祭られている。
伊勢神宮の「式年遷宮」は、最近メディアでも取り上げられているが、20年に一度、社殿を造り替え、御神体を新宮へ遷（うつ）す大祭である。
次の「式年遷宮」は平成25年の癸巳年である。
20年に一度のサイクルは、酉年、丑年、巳年になる。
また、幸運と発展の象意を持ち歳差星とも呼ばれる木星が、1900年代〜2000年代にかけては風のサイン（双子座、天秤座、水瓶座）を運行する年となる。
四柱推命（算命学）では、調和のパワーを持つ三合局（五行の木、火、土、金、水のうち金局）となり、西洋占星学でもスムーズに運命が循環するグランドトリンを作る。
HP本文（原則の世界）にも書いたが、「運命」とは「運ぶ命」と書く。「運ぶ」とは「動く」ことである。つまり動いているものはエネルギーを持つのである。逆に動いていなければ、良いシンクロは起きない。
「式年遷宮」は「御神体」を動かすことで、「御神体」のエネルギーを維持しているのである。
またあらゆる「神事」には意味があり、身近な例を挙げるなら、「地鎮祭」は土地とこれから建てる家との間に調和のエネルギーがもたらされるように、その土地に住まう神仏にお願いしているのである。
「式年遷宮」の費用は200億かかると言う。そのほとんどが20年分のお賽銭やお布施（寄付）、ご祈祷代でまかなわれている。伊勢神宮は日本の要の神社の１つなので、日本人として、日本の国力や世界平和のためにも是非、参拝してお賽銭やご祈祷代を弾んで欲しいと思う。
そして、伊勢神宮を始め、大きい神社でのご祈願は個人的なことより、日本（世界）の平和や発展を祈るのが良いと思われる。
神社に限らず、聖地と呼ばれる場所には、たくさんの神仏（高次元エネルギー体）がいらっしゃるので気持ちが良い。
それは外国でも同じである。
行ってみたい聖地はいろいろあるが、なにせ、７年前までは全く神社に興味がなかったのだから…
まずは日本の主要な神社から旅したいと思っている。
