見えない世界からの守護はどんな人でもいただいています。
霊能者と呼ばれる人は、特別な存在に力をもらうこともありますが、先祖はもとよりその人のルーツの神仏に応援や守護をもらうことが一番安全なのです。
特別な力にあこがれたり、すごい霊能を見せつけられると、自分のルーツではない存在を信望してしまうことがありますが、あくまで見えない世界の応援は自分のルーツの神仏、そして先祖であることが望ましいのです。
日本人であれば(日本で生れていれば外国人であっても)、その人を生れたときから守護してくれている産土の大神さまがいる産土神社という神社があります。
海外で生れた人や外国人の場合も産土の働きをしている神仏はいますが、日本で生まれると全国に神社があるので解りやすいのです。
私たちは、神社の神さまだけではなく、仏教を通じて仏尊さまからも守護をいただいています。
自分の家の宗派(神道の家もありますが)が何宗であるか解っていると、仏尊さまからの守護も受けられやすいことになります。
以下は代表的な宗派、開祖、総本山、主尊です。
真言宗 :空海さま、高野山金剛峯寺、大日如来さま
天台宗 :最澄さま、比叡山延暦寺、久遠実成無作の本仏さま、釈迦牟尼仏さま、阿弥陀如来さま、薬師如来さま、大日如来さま、観世音菩薩さま
浄土宗 :法然さま、京都知恩院、阿弥陀如来さま、観世音菩薩さま、勢至菩薩さま
浄土真宗:親鸞さま、京都西本願寺(本願寺派)京都東本願寺(大谷派)、阿弥陀如来さま
臨済宗 :栄西さま、京都建仁寺、釈迦如来さま、文殊菩薩さま、地蔵菩薩さま、観世音菩薩さま
曹洞宗 :道元さま、福井県永平寺、永遠の釈迦牟尼仏さま、観世音菩薩さま
時宗 :一遍さま、神奈川県清浄光寺(遊行寺)、阿弥陀如来さま
日蓮宗 :日蓮さま、身延山久遠寺、永遠実成の救主釈尊如来さま、菩薩さま、四天王さま、天照大御神さま、八幡大菩薩さまなどが描かれた大曼荼羅
例年誕生日には、産土神社に参拝していますが、今年は浄土真宗なので京都西本願寺を訪れました。
通常は西本願寺と東本願寺の両方参るのですが同行した友人が浄土宗なので西本願寺と知恩院にお参りしました。
西本願寺に着くと、なんだか人が溢れています。
特別なイベントがあるようで、通常靴を脱いで上がれるお堂にあがれません。
そしたらなんと、親鸞上人から25代目就任の伝灯奉告法要の期間でした。
びっくりしたのは、親鸞上人のエネルギーが引き継がれてその血を引く方が浄土真宗のトップの僧侶であるということです。
西本願寺には2000人以上の人(檀家さんはもちろんのこと一般参拝者も)、大谷派(東本願寺)からもたくさんの僧侶たちが集まっていました。
受付を済ませて椅子に着席すると、オープニングは笙の音から始まりました。
笙や笛、太鼓、小太鼓の合奏に伊勢神宮での御神楽付きのご祈祷を思い出しました。
神仏に通じる音色は昔から同じなのだな~(仏教ぽくない)と思いました。
2000人以上で歌のようになっているお経(音符があるので歌います)を唱えました。
ところどころで、南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏、と唱えますが、歌詞もあって歌のようでした。
私は音符が読めるので、音程は出せるのですが歌詞を読むのがなかなかついていくのが大変でした(笑)
お堂の中は、人間のいろいろな匂いがするのですが(笑)、一瞬、塗香のようなお花のようなものすごい良い香りが漂いました。
後から聞いたら、一緒に居た友人たちもその香りが解って感動したそうです。
西本願寺一体を阿弥陀如来さまが包んでくださっているのが解りました。
その後、知恩院(浄土宗)の阿弥陀如来さまにもご挨拶させていただきました。
知恩院には初めてお参りさせていただきました。
鎌倉の光明寺も浄土宗ですが、上品な造りでとても雰囲気が似ています。
浄土宗、浄土真宗、ともに阿弥陀如来さまがご本尊さまです。
阿弥陀如来さまに会えた有り難い素晴らしい誕生日になりました。