何人かの霊能者に前世をリーディングして貰う機会はあったが、今回、桁はずれの霊能者、林成敏先生の個人セッションを受けて、今の私に大きな影響を及ぼしている3つの前世をリーディングして除霊して(成仏させて)貰った。
前世とは何か…
御霊(一霊四魂)であるエネルギー体は、時を超えて違う肉体へと生まれ変わってゆく。そしてその都度、違う意識を持ち人としての人生をおくる。
この人生を総称して前世(過去世)という。
しかし最後に死を迎え肉体を離れた意識が、成仏(4.○次元以上〜5次元)していないと基本的には次の肉体へと生まれ変われない。
山田雅晴先生の講座でも前世の自分を清めたりする。
清めるということは、汚れているからである。
汚れには、カルマ、トラウマ、シャドウ、暗い思念魄などがある。
今回、林也敏先生のセッションでは直接、前世の霊障をはじめ、あらゆる汚れを取り除いて、成仏していない前世の意識を成仏へと導いてくれた。
ではなぜ、成仏していないのに私は生まれ変わっているのか…
それは「徳」という宇宙システムにおける貯金があるからだそうだ。
このブログをお読みいただいている皆さんも「徳」があるから生まれ変わっているのである。
林先生の言葉だと壮大な「宇宙システム」、山田先生の言葉だと「天地自然の道理」に従って、「カルマ」は「カルマ」、「徳」は「徳」として存在している。
「徳」が「カルマ」より多いものが生まれ変われているのであるが、「カルマ」は「カルマ」で引き続き残っている。「カルマ」は時に過酷な運命や性質、体質として現世に表れている。
前世はたくさんあるが、林先生は重要な3つの前世をリーディングして浄化していった。
林先生によると、未だに意識体(自分)が成仏していない前世を3つくらいは誰でも持っているそうである。しかしもし10個もあったら、生まれ変わることができないで(徳よりカルマが多い)その辺をウロウロ(未成仏霊となったまま)しているそうだ。
さて、私の成仏していなかった3つの前世リーディングが始まった。
林先生は静かに話し出した。
その1
約350年前(1660年くらい)、フランス。
白い石造りの修道院へと続く石畳の脇には草木がみっちり生えている。
マザーテレサのような衣類を着ているよ、修道女だね、
大きな釜で薬草を煮て薬を造っているよ、
修道院の中の薬(医療)の担当者…、薬剤師か、医者かもしれない…
効きすぎる薬を造ってたくさんの人を救ったけど、正当な医者たち(教会関係でない)からの迫害に合って無念のうちに死んでいる。このときの霊障(汚れ)70%
エンジェルカード(オラクルカード)に出てくる有名な人かもしれない。
そういうと林先生は私も持っているドリーン・バーチュー氏の「セイント&エンジェルオラクルカード」を取り出した。
まさか、私の前世がカードになっている人物とは思えなかったが、よく引く3枚のカードがある。
「Steady Progress」(着実な進歩 リジューの聖テレーズ)
「Reward」(ご褒美 守護天使)
「Don’t Compromise」(妥協してはいけません ローマの聖アグネス)の3枚である。
林先生は全部で44枚あるカードを触りながら、これは違う、これも反応ない、と反応のあるカードを探っていった。
私がよく引く3枚のカードのうち、「Reward」(ご褒美 守護天使)は違うと避けた。
確かに「Reward」は「守護天使」からのカードなので固有の人物名は入っていない。
林先生は、これとこれだね、
と言って私がよく引く「Steady Progress」(リジューの聖テレーズ)と「Don’t Compromise」(ローマの聖アグネス)を取り出した。
林先生は、最初「Don’t Compromise」(ローマの聖アグネス)に強い反応があると言った。
しかし、私の前世の舞台はフランスなのに聖アグネスはローマである。
次に「Steady Progress」(リジューの聖テレーズ)の反応も見て、こっちにも強い反応があると言う。
即刻、波動装置を使って数値を確かめると、「Don’t Compromise」(ローマの聖アグネス)は30%の確率で一致。
「Steady Progress」(リジューの聖テレーズ)は、なんと100%なのである!!!
「ほんとかよ〜、、、」と林先生も何回か確かめる。
私の前世がリジュー(フランス)の修道女、聖テレーズなの???
しかしもっと深く私の前世をリーディングすると、ローマから派遣されてフランスに来た修道女のようである。
「Steady Progress」(着実な進歩 リジューの聖テレーズ)
『あなたは着実に進歩し続けてきました。この進歩が大切なのだと認めることに意味があります。あなたが、どれほど多くのものをこれまでに達成してきたか、そしてその過程でどれほどたくさんの人びとを助けてきたかを認めるようにというメッセージなのです。自分がしたことは間違いだったと思うのはやめましょう。罪悪感と後悔は何の役にもたたないので、今日中に手放すようにしてください。
…(中略)…彼女はこう書いています。「挑戦から学び成長しなさい。しかし挑戦が献身や霊的な道の妨げになることがあってはなりません。」と
聖テレーズは1873年にフランスのリジューで生まれ、2人の姉妹とともにカンメル会の修道女になりました。そこで彼女は神秘的な体験をするようになり、魂の物語という自叙伝を書き残しました。潰瘍、結核、関節炎の患者の多くが奇跡的に癒されたのは、聖テレーズの神への祈りによるとされています。臨終の場で彼女は、自分が助けに来ていることを示すサインとして、バラの花を贈ると約束したことから、彼女はしばしば「小さき花」と呼ばれています。』(セイント&エンジェルオラクルカード解説より)
私のフランスでの前世は1660年頃なので、聖テレーズは1873年生まれだから、まだ生まれていない。だから私は彼女ではない?(それともさらに、そのあとの転生?)
しかし波動装置が100%を示したのにちょっと心当たりがある。
それは今年初夏、退院してまだ病気の色が濃かったころ、私を訪れたお客さまがお見舞いに花を持ってきてくれた。その方が見える直前に、私はオラクルカードを出して「Steady Progress」(着実な進歩 リジューの聖テレーズ)を調度、引いていた。
カードの絵の聖テレーズはオレンジ色とピンクのバラを抱いている。
お客さまがお見舞いに持ってきてくれた花はカードと同じオレンジ色のバラだったのだ。
お客さまが帰った後、病気を癒すことができた聖テレーズが、私を見守ってくれているのかもしれないと思って、涙が頬を伝わった。
そしておそらく、今の私と聖テレーズの生き様は、近いものがあるのだと思う。
波動装置に30%の反応があったもう1枚の「Don’t Compromise」の聖アグネスはローマの人である。
「Don’t Compromise」(妥協してはいけません ローマの聖アグネス)
『あなたは真実と自尊心のために、断固とした態度をとることを求められています。あなたは望むものを得るために妥協する必要はなく、信じることの正しさによって生きることができるのです。…(中略)…彼女は、仕事や家庭や健康や諸々のことと同じく、恋愛関係においても、妥協せずに価値観を曲げるべきでないと教えています。…(略)…聖アグネスは信仰を守り通し、一歩も譲らなかった人でした。拷問や死の脅威にさらされても、信仰を捨てようとはしなかったのです。』(セイント&エンジェルオラクルカード解説より)
今の私にも、ヨーロッパの古城や教会が懐かしくも、怖い感覚がある。
拷問されても信念を貫けるか…などと、考えたこともある。
ローマから正式に修道女として派遣され、フランスで薬剤師(医療担当者)として働いていた私の前世は、優秀で効きすぎる薬を造った。その結果、正当な医者たちの迫害にあって、恐ろしい思いや悔しい思いをしたのだろう。
それが成仏できない思念となって今世に70%の汚れ(霊障)として影響していた。
林先生は淡々とそれらを除霊していった。
時のフランスは、ルイ14世の全盛期。ローマ教会から派遣された修道女…
それがまず1つ目の成仏していない私の前世であった。