<男と女 ツインソウル>No.66

「ソウルメイト」という言葉がある。
1996年〜1999年、ブライアン.L.ワイズ博士著「前世療法」「前世療法�」「ソウルメイト魂の伴侶」(三部作になっている)を読んで、当時まだ霊界のシステムの知識に浅かった私は感動したものだ。

ソウルメイト (soul mate) とは、
『魂 (soul) の仲間 (mate) という意味で、互いに深い精神的な繋がりを感じる人物のことである。古くは恋人・夫婦など男女の仲を詩的に表現した言葉だったが、近年はしばしばスピリチュアリズムやオカルトの分野で語られ、「前世での知り合い」「(超自然的な)運命で結ばれた仲間」という意味も持つ。』(wikipediaより)

最近では、「ソウルメイト」の中でも特別な「ツインソウル」という認識が出てきた。
その違いは前世において「ソウルメイト」は、友人、兄弟、親子、恋人、夫婦と役割を変えて転生し続けているが、「ツインソウル」は、どの前世でも常に男と女なので、恋人か夫婦しか関係性がないのである。
今世で、ソウルメイトに出会えてもツインソウルに出会えるのは稀であるらしいが、ツインソウルにも段階があって、自分の魂の成長に応じて相手がいるらしい。
誰でも最高の男と女の片割れ同士、ツインソウルにこの3次元で出会って、夫婦になって添い遂げたいと願うだろう。

「男」と「女」の違いを端的に言うと、肉体的には、子供を産めるか産めないかであり、スピリチュアル的には、「男」は「人」として生きる道が「男」として生きる道とイコールであるが、「女」は「人」として生きる道と「女」として生きる道がある。
昔、女性は結婚して子供を産むことが仕事であった。これは女にしかできない仕事である。近年、女性も社会で働くことが求められ、子供を産むだけでない仕事への選択権が出てきた。もちろん、職を持ちながら結婚して子供を産み、両立させている女性もたくさんいるが…


あなたは大きな会社の総合職であるが、好きな男性がいた。
そして彼に愛され結婚できることになった。
夫を愛しているあなたは夫のために、ご飯を作り、健康を気遣い、夫の笑顔があなたの喜びである。パワフルなあなたは仕事と家庭を両立させていた。
しかし、ある時、大きな仕事のチャンスが来た。
あなたの能力が認められて、海外勤務を3年命じられた。
愛する夫は、仕事を辞めてほしい、そろそろ子供をつくりたい、という。
30代半ばであるが海外勤務を終えた3年後でも子作りは間に合いそうなのだが…

夫のいう通りに仕事を辞めて生きる道は「女」として生きる道である。
しかしこの仕事のチャンスは彼女が夢見てきたプロジェクトに参加できることであり、会社を通じて大きな社会貢献につながる「人」の道である。
さあ、あなたならどちらを選ぶ?
小学生の頃から「お嫁さん」になるのが夢であったなら、総合職にはまず就いていないので、こういった選択を迫られることは起きない。

ここでもし、この夫が最高のツインソウルだったら、仕事を辞めて欲しいとは言わないだろう。妻の仕事のチャンスを自分のことのように喜び、3年間別居でも変わらぬ夫婦愛を貫く。そして3年後、自然に任せて子宝に恵まれるのもよし、恵まれなくても別居の3年間を責めたりしないだろう。

歌手、山口百恵さん(1959年山羊座生)はまだ21歳人気絶頂の全盛期に結婚して引退した。見事に「女」として生きる道を選んだ。五ヶ国語に堪能な才女である雅子さま(1963年射手座生)も皇室に嫁いで「女」として生きる道をお選びになった。
社会貢献ができる能力が高い女性が、ただ一人の愛する「男」のために「女」として生きること。それは「女」の幸せでもあるが、はたして「人」としてこの現代に生まれて本当に満足な人生を送れるのであろうか…
選ぶのは自分の意識次第である。

「男」はこういった選択を迫られることはないが、「女」に比べて逃げ道がないので、社会的に成功していなければ「男」としても、価値が低く見られてしまう。
戦国時代なら「殿」と「足軽」では大きな差があるが、「女」としての価値は「姫」と「使用人」の差ではなく、美人かそうでないかの方が大きい。
現代においても3次元的要素として、女性は容姿に重きを置かれるが、男性は容姿より年収や肩書などが重要なのである。
だから、「男」は仕事が一番であり、仕事が上手くいかないときは恋愛もできない。
でも「女」は仕事が上手くいかないときほど、結婚に逃げたくなる。
しかしもしあなたが、仕事が上手くいかないとき、恋愛どころじゃないと言い切れる女性であったら、とことん仕事をするといい。
その方が中途半端なソウルメイトではなくて、最高のツインソウルにいつか出会えるだろう。

ツインソウルとの出会いは、神さまからの最高の「ご褒美」なのである。
明日も精一杯、仕事をして、今世で出会えることを願おう。