<2度目の天赦日は笠間へその3 出雲大社分社>No.305

<2度目の天赦日は笠間へその1 西念寺>、<2度目の天赦日は笠間へその2 稲田神社>の続きです。
西念寺、稲田神社をお参りした私たちは、8人のメンバーのうち水戸近辺にお住まいの2人に車を出してもらって、常陸の国出雲大社分社へ向かいました。
日本を代表する神社として伊勢神宮(三重県伊勢市)と出雲大社(島根県出雲市)があります。もちろん主祭神さまは違います。
通常の日本の神社(一部例外あります)は「北」にあって私たちは「南」を背にお参りします。
「北」は方位の中で一番高位であり「南」にある太陽の光を浴びます。
しかし大国主大神さまは「西」にいらして本殿の造りと違う位置に座してらっしゃいます。
出雲大社をお参りされた方はご存知と思いますが私たちは「東」を背に90度回ってお参りします。
カミサマたちにもいろいろと事情があったようで大国大神さまと天照大御神さまはあまり仲がよくなかったのです。
出雲大社の大国大神さまは伊勢神宮と同じ方位を向いていないのです。
「式年遷宮」とは定期的に遷宮することで伊勢神宮は20年に一度行われてきました。
平成27年に月読宮以下12宮のすべての遷宮が終わっていますが、平成25年正遷宮が斎行されています。
また出雲大社は定期的な遷宮は行われてきませんでしたが平成20年4月〜平成28年3月、60〜70年ぶりにすべての遷都が終わっており平成25年に本殿遷座祭が行われています。
なぜ、莫大なお金をかけて遷宮するのか・・・
一言で言えば「動いているものは大きなエネルギーを持つ」からです。
伊勢神宮と出雲大社は、同じ平成25年(2013年)にメインの遷都を終えています。
このことは、大きくは日本における新しき神たち(伊勢神宮を主とする)と古き神たち(出雲大社を主とする)が大調和した証なのです。
常陸の国、出雲大社分社の大国主大神さまも90度回ってお参りさせていただきました。
でももうきっと違う方を向く必要もなく新しきカミサマたちと共に日本を守護してくださっていることでしょう。
常陸の国出雲大社と鳥居
20160426常陸の国出雲大社分社