<天赦日にお参り(1)ニコライ堂>No.286

2月26日の天赦日に、ニコライ堂、湯島大聖堂、神田明神と欲張ってお茶の水駅近辺を周りました。まずはニコライ堂へ・・・
ニコライ堂(正式名:東京復活大聖堂)は1884年〜1891年に建てられましたが関東大震災によって倒壊。6年かけて復興しました。
日本では有数のビザンチン様式の建物で1962年、国の重要文化財に指定されています。
他の教会と違うのは、エルサレムからギリシャ、ロシアを経て日本に支えられた日本正教会ということです。
正教会 はその名の通り、ハリストス(キリストのギリシャ語発音読み)に始まる初代教会の信仰を今日にいたるまで正しくそのまま継承してきた唯一の教会であるということです。一般の人が中に入るのには300円(寄付)を払ってろうそくをいただきます。
「4つのイコン(icon)のいずれかにろうそくを灯してくだい」と言われ、
友人はマリアさまと思われるイコンの前に、私は一番「北」にあると思われるイコンの前にロウソクを灯しました。(イコンとは特別な宗教画)
予約をしていなかったのに説明をしてくれる女性が寄って来てくれました。
「キリスト教の発祥はアジアなんですよ」と話してくれます。
「はい、存じています。ハリストスさまも西洋人(白人)ではないですよね」
というと「そうです」と続けて説明をしてくれました。
今日のキリスト教のイメージは西洋のイメージが強いですが実は違うのです。

私がわざわざ天赦日にニコライ堂をお参りしようと思ったのは西洋と東洋の大調和が起こってきているからです。
天使さまたちのご開運をお祈りするためです。
神道に登場するカミサマと呼ばれる存在、仏教に登場する仏尊(ホトケサマ)と呼ばれる存在はもちろん本当にいらっしゃいますが、キリスト教に登場する天使と呼ばれる存在もいらっしゃるからです。
カミサマは前向きなことを後押ししてくださる「陽」の存在、仏尊さまは辛い時に助けて守ってくださる「陰」の存在です。
天使さまたちは仏尊さまに近い存在のようですが、熾天使(セラフィム)を最高位とした祭壇は厳かな仏閣と明るい神社の両方の気を感じました。
人類のために力を費やしてきた天使さまたちと、イエス・ハリストスさま、マリアさま、真の聖人たちのご開運をしばし祈りました。

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