<宇宙と地球と日本と私たち>No.106

一番マクロなものは、一番ミクロなものに繋がっている…
最も大きなところと最も小さいところは繋がっているのです。
小さいときに考えました。
お風呂で洗って流れた私の垢の中にも、宇宙が存在しているのかもしれない。
私たちの地球は、ものすごく大きな生物の細胞の1つなのかもしれない。

「宇宙の大いなる意思」であり、「根源」であり、
「空」の世界から「色」を生むものであり、
個の「色」を全てまた「空」の世界に戻すもの…
もっとも大きくて遠い(宇宙の果て)存在であり、
もっとも小さくて身近(DNAの中)にある存在…

私たちは「色」の素を持っています。

神社は聖地です。聖地には神仏がいます。
神仏というと宗教的なので、
神社には、高次元エネルギーの入り口があると表現しましょう。
人と人が繋がっているように、
神仏と神仏も段階的にエネルギーレベルで繋がっています。

1年ぶりに伊勢神宮と、初めて熱田神宮もお参りしてしました。
伊勢神宮は、最も高次元に近いエネルギーに満ちていますが、
内宮と外宮は違います。
外宮は、遠くて近い振れ幅の大きいエネルギーを感じます。
内宮は、高次元で安定しているエネルギーを感じます。
また別のイメージでは、外宮のエネルギーは、
私たちの人生で、私たちが身近で使うことが許される
「空」の世界から「色」を与えてくれたエネルギーを感じ、とても宇宙的です。
それに対して、内宮のエネルギーはとても日本的に調和的に感じます。

昔からの神道の奥儀に「日本列島ひな形論」というのがあります。
他のサイトをご覧になられたら詳しく書かれているでしょう。
簡単に説明すると、
日本列島は世界のひな形である(ミニチュア版)と提唱するものです。
実は私、小学生のときに気が付きました。
オーストラリア大陸の形って、四国に似ているな、
アフリカ大陸は九州に似てるし…

「日本列島ひな形論」では、
オーストラリア大陸は四国、アフリカ大陸は九州、アメリカ大陸は北海道、
そして最も大きいユーラシア大陸が本州になります。
エレベストは富士山、カスピ海は琵琶湖、になります。
このことから、日本は世界のひな形であると特別に考えるのです。
確かに日本は特別で、天皇制である国は日本しかありません。
だからどうであるとかは、私は解りませんが、
北海道とアメリカがリンクしていて、
九州がアフリカとリンクしていると考えることはありえるのです。

話しは逸れますが、昔、見た西洋占星学の資料に、
それぞれの地方を星座の象意で分析しているものがありました。
残念ながら資料は紛失してしまったので、私の記憶の限りでは、
北海道は水瓶座、九州は獅子座、
大阪は双子座、東京は天秤座だけしか覚えていません。
でもこれはとても合っていると思うのです。

目に見える3次元の範囲でも、近い状況が起こっていて、
目に見えない部分で何と何が繋がってリンクしているのか、
計り知れないところです。
「日本列島ひな型論」にあるようにこの地球で、
日本が世界のひな形であるエネルギーを伊勢神宮の内宮に感じました。
それに対して外宮は宇宙的なエネルギーで、
もっと根源の「空」から「色」が生まれる感じです。
外宮と内宮は陰陽関係でもあるのです。

外宮鳥居前にて(外宮鳥居前にて)

内宮に向かう橋の上にて(内宮へ向う橋の上にて)

外宮を正式参拝し、神殿内で御神楽を拝聴いたしました。
笙の音や巫女さんの舞い…

私は神社などの神気くさいところに行ったり、
腕の良いセラピストさんにヒーリングを受けると、
頭から首筋にかけての気穴に涼やかな気が流れ、
とても心地よい気分になります。

また自然のプラナ(神仏)が肉眼で見えたりします。
普通、太陽の光が燦々と当たるところだとすぐ解るのですが、
神気くさいところでは室内でもプラナが光っているのが解ります。
でも私は霊能者ではありません。
この地球上での世界が、たくさんの神仏(エネルギー)とともにあると、
存在を信じたあるときから、見えるようになりました。

外宮の御神楽の間、
私の頭部を覆う優しい涼やかなエネルギーで、顔の側面の気穴は活性化し、
室内で自然のプラナがたくさん舞っているのが見えました。
一番遠い宇宙的な大いなる意志のもと、私の肉体が繋がっているのを感じました。
神道では、神仏から御魂分けした神仏が私たち人間の中に存在すると考えます。
私たちの中に在る神仏、直霊(なおひ)はやはり胸のあたりになります。
私たちとともにある神仏も遠くは根源の存在から生まれています。
その根源に直結しているエネルギーが外宮にある感じでした。
やはり伊勢神宮は特別な神社です。改めて感じました。

「運命」とは「運ぶ命」と書く。
「運ぶ」とは「動く」ことである。
つまり動いているものはエネルギーを持つのである。
逆に動いていなければ、良いシンクロは起きない。

伊勢神宮の「式年遷宮」は「御神体」を動かすことで、
「御神体」のエネルギーを3次元的に維持しているのである。
またあらゆる「神事」には意味があり、身近な例を挙げるなら、
「地鎮祭」は土地とこれから建てる家との間に
調和のエネルギーがもたらされるように、
その土地に住まう神仏にお願いしているのである。

「式年遷宮」の費用は200億かかると言う。
そのほとんどが20年分のお賽銭やお布施(寄付)、
ご祈祷代でまかなわれている。
伊勢神宮は日本の要の神社の1つなので、
日本人として、日本の国力や世界平和のためにも是非、
参拝してお賽銭やご祈祷代を弾んで欲しいと思う。
そして、伊勢神宮を始め、大きい神社でのご祈願は個人的なことより、
日本(世界)の平和や発展を祈るのが良いと思われる。

20年に一度の伊勢神宮の「式年遷宮」は、平成25年の予定です。
内宮の日本的なエネルギーと、外宮の宇宙的なエネルギーを感じて、
宇宙の大いなる根源から、地球に日本に私たちに、
調和のエネルギーが流れてきますように、願います。
そしてまた、
私たち個人の平和から日本の平和に繋がって、
日本の平和から世界の平和に繋がって、
世界の平和から地球の調和に繋がって、
さらに宇宙の大いなる根源に繋がっていきますように、願います。