<京都と奈良の旅の記録 NO.4>No.241

京都と奈良の旅の記録NO.1とNo.2とNo.3の続きです。
法隆寺夢殿にいらっしゃいます救世観音さまは春と秋に1年に1ヶ月ずつ2度だけご開帳されます。
夢殿に向かっていますと、修学旅行の女子高校生がどっと現れました。
あと少し遅かったら同じペースになってしまい賑やかさに巻き込まれるところでした。
私も修学旅行で京都と奈良を訪れました。
都立高校で自由行動がありました。制服はなく私服でした。
クラスの担任が面白くて、2、3人の女子グループたちと2、3人の男子グループたちを作って組ませるのです。
私は同じ音楽部の男子がいましたので彼らとすぐに合意してグループ(女子3人男子2人)は決まりました。
しかしちょっとスレているイケイケの女子グループと女子とは話したこともないような男子のオタクグループが最後に残ってしまい組まされていたのでお互いに大変だったと思います。
そしてグループごとに自由時間にどこを巡るか提出するのです。
高校2年でしたが、音楽部の友人の男子は仏閣が大好きで詳しかったので話が早くまとまりました。
京都と奈良の行きたい仏閣を選んで効率よく廻って最後の集合時間に帰れるようにみんなで決めました。
高校のときのアルバムをひっぱりだせば何処に参拝したか残っていますが今は全く思い出せません。
今の女子高生を眺めながらそんな40年も昔のことを思い出しながら夢殿に向かいました。

時間と空間・・・高校生の私・・・
そこにいたのは私だったのでしょうか・・・

八角形の屋根の夢殿が見えてきました。
大好きな夢殿のてっぺんの星はベガであると思えてなりません。
ベガでないとしたら北辰、ポラリス?・・・
それとも桃の形からたくさんの突起がある約1400年前の電波受信機でしょうか・・・

救世観世音菩薩さまは特別な観音さまです。
それぞれの仏尊さまの働きを総称するような大きなお働きをされている観音さまです。
ミロクの世の今、人類と地球の進化を手助けするために一層、お働きのことと思います。
カミサマ(神さま)と呼ばれる存在は「陽」のご存在です。
ホトケサマ(仏尊)と呼ばれる存在は「陰」のご存在です。
「陰」のご存在は、人類の歴史の中で様々な悲劇から埋没させられてきました。
今この時、蘇って大いなる「慈愛」の御力を私たちに注いでくださっています。

救世観音さまのご真言
「オン バラダ ハンドメイ ウン」

京都と奈良の旅の記録NO.5に続く・・・
写真は法隆寺夢殿

☆法隆寺10