<「火星」「土星」「天王星」が引き起こすネガティブな時期を生きる>No.479

19才のときに母から生まれた時間を聞いて初めてホロスコープを作成しました。

私が赤ちゃんのときのアルバムがあって写真の下に生まれた時間が記入してありました。

しかしその数年後、受胎占星術を習ったときに、生まれた時間を「1分」自分で修正しました。

その方が私に合っていると思ったからです。

そしてまた数十年後、閉まってあった母子手帳が見つかりました。

生まれた時間を見ると、私が修正した「1分」が合ってる値が記入されていました。

初めて自分のホロスコープを知ってから42年間、自分の個性と運勢がどこに現れているのか確認しつつも、全く忘れて過ごす時もありました。

「宇宙を愛する占星術」で言いたかったことは「個性は運勢であり、運勢は個性である」ということです。

これは「占い」と呼ばれる学問に共通する哲学なのですが全く別に考えている「占い師」ももちろんいます。

悪い「運」のときには「引き寄せ」に失敗したのか、重い「カルマ」なのかと考えることもあります。

1つ言えるのは「病気」に関しては過去世のカルマであるとは言えません。

現代医学は発達しているものの原因の解らない症状を私たちは抱えています。

また「病は気から」と言いますがこれも全てではもちろんないでしょう。

「病気は気づきを与える」という場合もありますがこれも必ず「気づき」を得るために病気になってしまうわけではありません。

占星術では身体のどこが弱いのかを示してはくれます。

占星術を本格的に習っていた24才のときに私は自分の寿命に考えました。

我が師、訪星珠先生(1932~)の著書「実践占星学」には寿命に触れる項が書いてあったのです。

訪星珠先生は著名なイギリスの占星家アラン・レオ氏(1860.8.71917.8.30)で勉強していました。

レオ氏は今日の自由な占星術に導いてくれた賢者の一人と思います。

個人の運勢と個性の「振れ幅」の中に病気が訪れる場合はありますし、それが寿命につながる場合もあるでしょう。

「寿命」を本人が「占い」によって知った過去の賢者はいますがこれはなかなか難しいことです。

しかし、いつか人は死にます・・・
肉体の「死」を迎えるのです。

死ぬ瞬間までも、それまでどう生きるのか、それが人生の全てです。

さて「病気」の話から「寿命」になってしまいましたが、占星術ではネガティブな作用が大きく現れる天体があります。

もちろん、どの天体にもポジティブな要素とネガティブな要素はありますが、訪星珠氏は「火星」「土星」「天王星」の3つを面倒を起こす天体としてマレフィックとしていました。

人生で避けたいのは「病気」と「事故」です。

土星は「長期的な」という象意があるので「病気」につながり

火星は「闘争的な」という象意があるので「事故」につながり

天王星は「急激な変化」という象意があるのでどちらかというとやはり「事故」につながります。

「火星」は2021年1月7日~3月4日までおうし座にいます。

「木星」「土星」は2020年12月22日、グレートコンジャクションを起こしてともにみずがめ座にいます。

「天王星」は2018年5月16日におうし座入りし完全に抜けるのは2026年4月26日です。

特に1月7日~1月27日まで「火星」「土星」「天王星」が第1デーカン(サインの0度~9度台)に揃ってハードアスペクトの90度を作っています。

「実践占星学」の強烈な事故の公式が出来ています。

私たち人間にとっては「事故」という現象になって現れますが天体のパワーがぶつかり合ってしまうという現象です。

私は天体の品位(ディグニティ)も考慮します。

「おうし座」は穏やかなサインです。

「地」のエレメンツで「不動宮」なので12星座の中で一番、安定しています。

ネガティブに現れると頑固で変化を嫌います。

そこに「事故」の象意をもつ「火星」「天王星」がいるので品位は悪く(低く)なります。

これには2通りの現れ方があります。

1つは「火星」「天王星」の持つ「良さ」をおうし座では発揮できない、という面と

もう1つは「おうし座」が「火星」「天王星」の「凶暴性」を耐えられない、という面です。

1月6日まで「火星」はその主座であるおひつじ座にいて前向きに突進していました。

しかし1月7日からはおうし座に入ったので突進のパワーが削がれてしまいました。

2021年1月21日「火星」と「天王星」は正確なコンジャンクション(許容度0度)を起こします。

そのときにみずがめ座にいる「土星」が「木星」とともに90度を作りますが、奇しくも太陽もみずがめ座入りします。

みずがめ座の「太陽」は品位は低くなります。

「個」より「総」を重んじ「全体」で動くからです。

このとき、品位が良いのは「土星」だけです。

「土星」的に乗り切ることが鍵になります。

もし事故的なことが起きても、我慢強く長期的に思考し日々の秩序を失わないことです。

アメリカ大統領選は未だすっきりした決着はでていません。

これはトランプさんとDSとの戦いだと全ブログに書きましたが、もしトランプさんが勝っても負けても星の示す動乱期を私たちは生きていかねばなりません。

兵器を使った戦争にはならないと思っていますが情報戦線はずっと続いていくでしょう。

「個性は運勢であり、運勢は個性である」は、変わりありません。

同じ動乱期に生きていてもそれを受け止める素養に現れ行動します。

個人のホロスコープは個人の個性と運勢を表していますが、空の(トランジット)のホロスコープは現時点を生きる人類の個性と運勢を示していると言えましょう。

3月4日、火星がふたご座入りするまでころな禍も含め動乱は続きそうです。

奇しくもアメリカ大統領の任期は第34代ルーズベルトから1月20日に変わりましたが、それまでは3月4日まででした。

3月4日「火星」がふたご座入りして「木星」「土星」と調和の120度を作るまで、事故運を含む動乱期を冷静に生きましょう。

トランプさんを過去の偉大な大統領たちも応援していることでしょう。