<海王星と金星>No.441

西洋占星学において金星はベネフィック(有益な星)であり調和をもたらす星とされています。

個人のホロスコープにおいてはその人の愛情の持ち方や人との関わり方、センスや美意識に影響します。

一方、海王星は曖昧さや混沌(カオス)をもたらすセミマレフィック(有害な星)にされています。

個人のホロスコープにおいてはその人の直感霊感、芸術的な才能、矛盾していることにも関係しています。

金星と海王星の共通はどちらも「美」に関係していることです。

考えてみれば個人の美意識は人それぞれだし、美しいと思う価値観の基準も違います。

解りやすい金星に比べて海王星は究極なので解りにくいのですが、「人生」が芸術であるならそれは間違いなく「金星」ではなく「海王星」でしょう。

私たちの人生は矛盾をはらんでいますがそれは芸術的な要素として美しく生きていけるのです。

天文学的には海王星の直径は金星約4個分です。

金星的な美意識が重なって複雑な要素になり海王星が包んでくれています。

太陽系の惑星の公転軌道の大きさは美しい幾何学を描いています。

(2015.7.6FB投稿文)