<「関係」と「系」>No.409

「人」が求めるものはあらゆる「関係」であり、恐れるものもあらゆる「関係」です。

山奥で一人悟る境地より、日々数多の人間関係に揉まれて何かを得ていく方がずっと貴重であると思うのです。

そんな中で、楽しい人、癒やしの人、必要な人が、残って自分の「系」が作られていきます。

同時に誰かの「系」にも属していくのです。

自分の「系」はずっと同じではありません。

調和を保とうとする働きと新しいものを取り入れて進化しようとする働きで絶えず運動しているのです。

ただ人間には肉体寿命があるので、年齢とともに落ち着いた「系」が出来上がっていくのでしょう。

「関係」を断っていくと「系」が小さくなります。

振れ幅の小さいドラマの少ない「人生」となりタマシイの成長が止まります。

肉体があるうちは「関係」を大切にして自分の「系」を保ちつつ、次なる転生に備えたいものです。