<「働き」と「調和」>No.379

神仏とは、高次の「働き」そのものです。

お名前そのものがお働きを表す場合も多いです。

さて私たちには、個性があってそれが「働き」となっていますが「働き」には目的がありその究極が「天命」となります。

神(かみ)とは、「火」(か)と「水」(み)が元になっています。

「火」は上に舞い上がって「縦」の軸となり、「水」は水平に広がって「横」の軸となり、縦と横が合わさって「十字」になります。

「十字」は神を表し私たちの内在神である一霊四魂を表しています。

一霊四魂とは、胸の中心に直霊(なおひ)、直霊の前に幸魂(さきみたま)、直霊の後ろに荒魂(あらみたま)、直霊の下に(丹田)和魂(にぎみたま)、直霊の上に(眉間)奇魂(くしみたま)になり宿した存在が人間です。

メインの内在神である直霊を誰もが分け御霊されています。

分け御霊を下さった直霊の大神さまが別名スーパーハイヤーセルフになります。

高次元の自分自身なのですが肉体をもった人間意識とは別になります。

どのような働きをもった神仏が分け御霊をくださったかは、それぞれ異なりますが同じ神仏に分け御霊されている人間もいます。

更に「占い」の世界からは個性を知ることができます。

「占い」の世界とは、原則の世界に通じるものです。

多くの占いはその人間の生年月日、日時と場所から割り出すことが多いですが地球に肉体をもって顕現した今生の「働き」がそこには記されているからです。

さらには親から授かった名前にも「働き」が隠されていますが、生年月日が占める働きの方が大きいので、本名とは別に新たな名前を創って己の働きに磨きをかけることも可能です。

大元の神、神(かみ)の「火」と「水」には、深い意味があります。

なぜなら、「火」と「水」は通常、相容れない働きをするからです。

単純に考えると、「火」は「水」に消されてしまいます。

大きすぎる「火」は「水」を蒸発させてしまいます。

毎日のお風呂は、人間の身体にとって程よい温度の「お湯」です。

これは「火」と「水」が調和した働きの現れです。

美味しいお料理もやはり「火」と「水」が元になって作れます。

相容れない「働き」を最高の調和にできる働きこそが「神」なのです。

「働き」そのものに善悪はありません。

私たちは一霊四魂という最低でも5つの神仏の働きを宿しています。

(詳しくは陰陽(神と仏)があるので10です)

もともと矛盾した働きをかかえているのが人間です。

神と同じです。

大事なのは動機と使い方なのです。

そのためにはまず自分の働きを自覚しておかないとなりません。

さらには自分の周りの人間の「働き」も解っておかないとなりません。

理解した上で認めて初めて本物の「調和」が訪れるのです。

見せかけだけの優しい気持ちになって相手を受容するだけでは本物の調和ではないのです。

自分では調和を目指しているつもりでも、ただの犠牲になっているだけなのです。

戦争になりそうな世界情勢の中で、まずは何が起きているか知ること(TVや新聞だけではダメです)、そして自分の働きを知ること、それを実践すること、その上での調和です。

調和できそうにない相手には距離をおくこと、それも必要です。

まだまだ人類は高次の宇宙人類に向けて進化を踏み出したばかりなのです。