「パワーかフォースか」という意識レベルを測るキネシオロジーの著書を何度かご紹介してきましたが、果たして人の意識レベルはどんなときに上がるのでしょうか、
私たちには感情があります。
大きくは「喜」「怒」「哀」「楽」の4つです。
「喜び」と「楽しみ」は「怒り」と「哀しみ」に比べたらポジティブな感情なので意識レベルも高くなります。
しかし誰にも日常的に「喜」「怒」「哀」「楽」がありますので、なるべく怒らない、哀しまない、という状態になったとしても、生きていく以上、全くネガティブな感情を持たない、という状態にはなかなかなれません。
その人独自の意識レベルの振れ幅が存在していることになります。
この振れ幅自体を大きく上げることができて初めて意識レベルが上がった、ということになるのです。
ではどんな時に私たちは自分の意識レベルを上げることができるのでしょうか、
それは「気付き」に他なりません。
「気付き」とは「疑問」から生まれます。
特にネガティブなことが起きているときほど、「なんでこんなことが起きるのだろう」と「疑問」が湧きます。
平常でも自分の人生においての「疑問」を深く思考したときに得られます。
瞑想などは深く思考できる環境をつくるものですが、ただ歩いているとき(走っているとき)、お風呂に入っているとき、寝る前、起きた直後などにも「疑問」に対する「答え」が帰ってくることがあります。それが「気付き」になります。
「気付き」を意識できることを腑に落ちると言います。
その人なりの人生においてその人なりに得られた「気付き」はその人の意識レベルを底上げしていくのです。
底上げされた状態でも振れ幅はありますので、人間である限り「喜」「怒」「哀」「楽」はありますが、ネガティブな感情はだんだんと穏やかになっていくのです。