準惑星として分類されている天体は全部で5つあります。
2006年に公転周期560年のエリスが見つかったことにより冥王星も惑星から準惑星になりました。
冥王星の方がエリスより大きさが小さかったのです。
その際、準惑星として、ケレス、マケマケ、ハウメア、も分類されました。
さて、西洋占星術には冥王星はかかせない天体です。
準惑星になってもその象意はこの次元の事象にかかせません。
エリス、マケマケ、ハウメアは、冥王星より外側の公転軌道ですが、ケレスは火星と木星の間のアストロイドベルトの中を周っています。
西洋占星術では、ケレス(セレス)、パラス、ヴェスタ、ジュノーの小惑星が占術にも使われますが、この中でケレスだけが、準惑星として分類されています。
2006年(皇紀2666年)は、霊的な意味で特別な年であったこともありこの頃より、ケレスに何か重要な意味があるのかもしれないと推測してみました。
占星術ではケレスというよりセレスと発音する方が一般的なようです。
4つの小惑星は「女性性」に分類されます。
その中でポジティブな象意としてのケレスは、
大きくは「大地の母」、身近には「母性」です。
そして「絶対的な愛の原則」を意味しているようです。
2016年12月、ケレスに「氷」があることがNASAから発表されました。
「水」は西洋占星術でもタロットでも「愛」の象徴です。
これを書いている今(2017年1月30日、午後6時半くらい)ケレスの位置(魚座9度)は、奇しくも月(魚座9度)と海王星(魚座10度)の間にいます。
海王星が魚座にいる時代(2011年~2026年)は、海王星がその威力を一番に発揮するときであり情緒的な「愛」が「慈愛」に昇華されていく「絶対的な愛の原則」を促してくれる時であります。
2006年に準惑星に降格した冥王星と昇格したケレスは陰陽関係になっていて、冥王星のような激しい方法ではなくケレスのような穏やかな方法で、私たちの「愛」が地球に充満していくイメージを感じました。
ただし、海王星のネガティブな意味は「カオス」です。
「カオス」は「アート」(芸術)にもなるので、何が「カオス」なのか、その定義は難しい・・・
こういうことを書いていると、
私たちはどこまでネガティブを受け取っても昇華できるのか、
と考えてしまいがちだけど、
どこまでネガティブを受け取らないでも良いのか、
と考えることも必要な「カオス」な時代でもあるのです。
その上で、先月(2016年12月)確認されたケレスの「氷」(最初は光っているモノでした)が「絶対的な愛」の希望として、単に感情的情緒的な愛でなく、フラットな「慈愛」を持てる人になれるように進化していきたいものです。
画像は、ケレスの水素の量。
(青)水素の多い領域。(赤)少ない領域
提供:NASA