<占いにおける多次元へ>No.209

宇宙の法則は、科学とそして占いや宗教の世界にその真の姿を観ることができます。
究極は科学も宗教も行き着くところは同じなのだと思いますが、物質3次元から始まる私たちの地球では科学と宗教はかけ離れて扱われています。
ましてや「占い」など、迷信もしくは統計だと認識している方も多いでしょう。
「占い」は迷信でも統計でもありません。
1つの学問ですが、目に見えない世界を扱うため科学的な証明は何もありません。
さらに東洋系にしろ西洋系にしろ数千年の歴史をもつ占いであっても、いまだ未知なる領域も存在し不確定な要素が多い学問なのです。
(今日の科学でも素粒子までは行き着きましたが・・・)

「占い」はある程度当たらなければ活用できません。
でももし100%当たってしまったら、それも意味がありません。
100%決まっている未来を知ってもつまらないだけです。
私は「占い」とは70%~80%当たっているのが調度良いと思っています。
ある問題に対して、自身の気づきや運命の後押しをもらって確認、あるいは確信していけるからです。
視る内容によっては99%確信できる場合もありますが、やはり100%はあり得ません。
だから楽しく使えるのです。

それは「占い」の世界だけではなく科学の世界にも言えることです。
同じ実験で100%同じ計測結果を生み出すことはなかなか難しいでしょう。
その実験が複雑であればあるほど、高度であればあるほど100%から遠くなるはずです。
それだけ、私たちは未知なる次元の中に常に存在しているということです。
科学も占いも共通して観察する重要なものが3つあります。
それは「時間」と「空間」、そして「事象(キャラクタ)」です。

西洋占星学では「時間」は12星座で表します。
主に春分から始まる牡羊座、牡牛座、双子座、獅子座、乙女座、天秤座、蠍座、射手座、山羊座、水瓶座、魚座。
東洋系では「時間」は12支で表します。
子、丑、寅、卯、辰、巳、午、未、申、酉、戌、亥。(節分は寅月から)

西洋占星学では「空間」はホロスコープの12のハウスで表します。
東洋系では、「空間」を十干で表します。
甲、乙、丙、丁、戊、己、庚、辛、壬、癸、の五行、木火土金水。

西洋占星学では「事象(キャラクタ)」は基本10天体で表します。
太陽、月、水星、金星、火星、木星、土星、天王星、海王星、冥王星。(古典占星術では土星までの7つ)
東洋系にはいろいろあります。代表的なものをあげます。
九星気学では、坎(寒)、艮(言)、震(神)、巽(尊)、離(利)、坤(根)、兌(陀)、乾(見)。
四柱推命では、比肩、劫財、食神、傷官、偏財、正財、偏官、正官、偏印(倒食)、印綬。
算命学では、貫索、石門、鳳閣、調舒、禄存、司禄、車騎、牽牛、龍高、玉堂。

次元という概念は異なった「空間」です。(または空間が重なっている)
東洋系の占いには、「天中殺」または「空亡」という言葉があります。
算命学の亜流である六星占術の細木数子さんは「大殺界」という言葉を作りました。
これは「時間」だけあって「空間」のない状態を表しているので、別な次元であると言えましょう。
また西洋占星学では、8、12ハウスが一番、物質3次元から遠い空間(次元)にあたります。
8ハウスは「死と再生」、12ハウスは「潜在意識」の場所です。
個人の命式やホロスコープは、物質3次元から離れた運命と性格をも視ることができます。
8、12ハウスに主要な天体が多いホロスコープの持ち主は物質的な世界では生きにくいということになります。
また生年天中殺、生月天中殺の命式がある人も同じです。(六星占術では霊合星人になります。)

2006年くらいから4次元の扉がどんどん開いてきました。
56000年前(3度目の天の岩戸開きの失敗)からの人類の想念が噴き出しているのです。
12000年くらい前アトランティス対レムリア(ムー)の争いがあったとされ、古代より人類の争いは絶えません。
しかし争いなどのネガティブな想念だけではありません。
調和を促し調和を願うポジティブな想念もどんどん増しています。
私たちの地球は物質3次元から始まっています。
新しい地球は5次元にシフトするという表現もありますが、これまでのネガティブの総決算がなされ次なる段階に地球は進化するのです。
そして新しい地球とともに生きる人類も急激な進化を促されているのです。

東洋系の占いでは現実的な事象である起業、転職、引っ越し(結婚は別)は空亡の時は控えた方が良しとします。
また西洋占星学では逆に天体が強力でない時期には大きなことは控えるようにアドバイスします。
これはいずれも物質3次元で生きていくための手段です。
しかし2012年を終え2013年新たなシフトが始まって3次元以上にアクセスする可能性が大きくなりました。
東洋系の命式、西洋占星学のホロスコープが「運が弱い」と判断される人たちの実は出番なのです。

「運が弱い」とは、古くからの占いでは、現実世界に適応する能力が弱いことを言います。
言い換えれば、社会的成功や大きな財を成す「運」(能力)がないのです。
しかし、3次元から始まる多次元への入り口は確実に開いてきています。
今までは現実的な世界(3次元)ではあまり必要とされなかったことが役にたってくるのです。
それを言葉にしてうまく説明することはまだできませんがこれから見つけていきたいと思っています。

生まれの命式だけではなく天中殺は誰でも12年に2年(3年)は巡ってきます。
またホロスコープも生まれたときから進行して動いていきますし、空の天体も常に運行しています。
これから天中殺の時期、またはプログレスやトランジットの天体が8、12ハウスを通過するときに、
どんな経験ができるのか、どんな感覚になるのか、個々のアンテナを磨いていきましょう。
寒気は低層4次元なのでそこは抜けないとなりません。
暗い気持ちになったり、気持ち悪かったりする場所には敏感になってみてください。
パワースポットと呼ばれる場所でも万人にオールマイティではありません。
見た目ではなく本質を見抜く力があることを信じてください。
しかし特殊能力を求めないようにしてください。
意識が上がれば自然と視えない能力も増していきます。
霊能力や超能力のような特殊なものが必要なのではなく自分自身のためになる未知なる力を養いましょう。

知らず知らずに私たちの身体のDNAも進化しています。
微細な変化を楽しみましょう。
気が付いたら高次元にアクセスできるようになっているかもしれません。
私はときにまだ寒気を抜けて、そしてアルファ波を超えるような涼やかな気を感じながら、身体の変化を楽しんでいます。