<冥王星の定義変更>No.263

奇しくも冥王星が「惑星」の定義を外れた2006年に打ち上げられた無人探査機ニュー・ホライズンズが捉えた鮮明な冥王星にはハートのマークがありました。

冥王星(Pluto)は1930年、アメリカのローウェル天文台のトンボーが写真観測により発見しました。
冥王星は太陽系最果ての惑星でしたが、2006年の国際天文学連合総会で準惑星(dwarf planet)に分類されました。
大気もなく特異な楕円形の軌道を持ち、自身の約半分の直径を持つ衛星カロンと寄り添っています。
冥王星の公転周期は約248年で太陽系と外宇宙との接点に位置しています。

西洋占星術では冥王星は「消滅」と「再生」を司ります。
冥王星発見時のホロスコープは太陽と木星が調和の120度を形成しています。
転生を繰り返す人の「業」と「徳」が刻み込まれた「DNA」そのものも冥王星の影響下にあるとしてきました。
冥王星はその名の通り、冥界である死後の世界に関係しています。
海王星が漠然とした霊界全域であるならば冥王星は始祖(ルーツ)の世界です。
冥王星が惑星の定義を外れた2006年より、冥界や「死」の定義も変わったのだと思います。
前世の積み重ねである魂の記憶と肉体先祖の積み重ねである民族的な記憶は生まれたときからDNAに刻まれており、容易に変えられない宿命を背負ってきました。
冥王星は、発見されてわずか80年足らずで扱いを変化させられました。
冥王星の変化はDNAの変化に繋がっているのではないかと思えてならなりません。
それは急速な霊的DNAの進化に他なりません。
(FB2015.7.18)

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