<血液型のお話 相性編バージョン01>No.110

占星術の中から水星、火星、木星、土星とABO血液型の関連を記した私の血液型占いの相性版。

<A型  土星 火のサイン(お羊座、獅子座、射手座)>
土星は目的達成のための忍耐と良識を備えた天体である。
本来は、山羊座(地)と水瓶座(風)で主星となり、
天秤座(風)で高揚して品位の良さを発揮する。
A型の人は、個人としての内面は頑固であるが、
組織力がありオフィシャルな場では、協調性が高い。
土星は、地道であるが表現力が乏しく、明るい華やかさに欠ける天体である。
一方、火のサイン(お羊座、獅子座、射手座)は、
信念を持ち情熱的で、目立つことを好みプライドも高い。
A型の人は、エリート意識も強く所属する組織の中でトップを目指す気持ちが強い。
そのために我慢強く、努力も怠らない。注目されるまでじっと待つことができる。
まさに、矛盾した品位の悪い火のサインの土星であるのだ。
組織の中で頭角を現し、評価されることを好むが、
客観的でありながらも自己主張をかかさない。
内に烈火のごとく熱い信念を秘めているのである。
しかし、人目が気になり、格好悪いことを嫌うので表向きは大人しい。
時間に厳しくマナー違反はしない。
土星の公転周期は約29.5年なので、
1つのサイン(星座)を通過するのが約2年5ヶ月になる。
つまり、A型の人の運勢の周期は約2年半ごとに変わることになる。
公転周期が長い土星は我慢強いA型の周期となる。
A型の人は、約2年間じっと我慢で頑張ると成果が現れてくるのだ。

<O型  木星 地のサイン(お牛座、乙女座、山羊座)
木星は楽天的に、物事を発展させる天体である。
土星(A型)や火星(B型)のように切羽詰ったところがなく
大らかでゆったりしている。
木星は射手座(火)と魚座(水)で主星となり、
蟹座(水)で高揚して品位の良さを発揮する。
木星は精神性が高く、スピリチュアルな世界にも創始が深い。
一方、地のサイン(お牛座、乙女座、山羊座)は、
最も現実的で計算にも目ざとく、必死で働くことを厭わない。
O型の人は、夢のような有りそうでなさそうな話に夢中になるが、
身近なことにはしっかり地に足が付いている。
まさに、矛盾した品位の悪い地のサインの木星であるのだ。
心のどこかで神の存在を信じているけど、それは自分の弱みにも
なる気がして目に見えるものしか信じない行動を取る。
「困ったときの神頼み」より汗水流して必死で切り抜けるのだ。
大雑把で楽天的でありながら現実を見据えており、
損なことには決して手出しをしない。
生活力が旺盛なのもO型の特徴である。
木星の公転周期は約12年なので、
1つのサイン(星座)を通過するのが約1年になる。
つまり、O型の人の運勢の周期は約1年ごとに変わるので、解りやすい。
1年ごとの木星の周期は、
現実的な目標や理想を実現させるO型の目安となる。

<B型 火星 風のサイン(双子座、天秤座、水瓶座)>
火星は、土星(A型)や木星(O型)と比べると、パーソナルな天体である。
火星のエネルギーは動機が純粋であり、個人的に発揮される。
火星はお羊座(火)と蠍座(水)で主星となり、
山羊座(地)で高揚して品位の良さを発揮する。
火星は直感的であり、ずば抜けた判断力で目的を遂行する。
時に人目も構わない。
一方、風のサイン(双子座、天秤座、水瓶座)は、
多くの情報を備えて社交的であり、
複雑な人間関係もなんなく切り抜ける術を持っている。
B型の人は得意分野においてオタクである。
自分の情報を伝えたくてうずうずしているのだが、
思考が単純なので、駆け引きや隠し事が下手なのである。
まさに、矛盾した品位の悪い風のサインの火星であるのだ。
脊髄反射とも思われるほどの瞬間的な判断能力を持つB型だが、
それがそのまま通らない状況で苦戦をする。
オフィシャルな場にいけばいくほど下手くそな人間関係が面倒になり、
ついには、オタク(パーソナルな領域)に落ち着いてしまうB型は多い。
情熱的でありながら、妙に冷めていて、
ナーバスになったかと思うとクールであるのもB型の特徴である。
火星の公転周期は約2年(22ヶ月)なので、
1つのサイン(星座)を通貨するのが約2ヶ月単位である。
途中逆行すると半年は同じサインに居座る。
つまり、B型の人の運勢の周期は約2ヶ月ごとに変わるので、
良くも悪くも2ヶ月前と全く違う心境になりやすい。
一般的な西洋占星学の今月の占いでは
火星の位置が運勢に大きな影響を及ぼしている。

<AB型 水星 水のサイン(蟹座、蠍座、魚座)>
水星は、火星(B型)よりも、さらにもっとパーソナルな天体である。
水星は、目まぐるしく思考して知的なアンテナを常に張っている。
また水星は平星とも言われ中性的な天体である。
水星は双子座(風)と乙女座(地)で主星となり、
見解はいろいろあるが高揚の座はない。
水星は柔軟でありながら、冷静沈着で計算高くもある。
一方、水のサイン(蟹座、蠍座、魚座)は、感受性が強く気分にムラがある。
情緒性も強いので、時に正しい判断ができなくなる。
いわゆる情に流されやすいのである。
AB型の人は好奇心が強くあらゆる分野に通じている。
計算高い現実的な感覚を持ちながら、
映画のようなロマンティックな世界にあこがれるのである。
博識でもある。
まさに、矛盾した品位の悪い水のサインの水星なのである。
AB型の人は、冷静に判断した現実的な無機質なものから、
全く役にたたない非現実的な愛着のあるアートなものに至るまで、
自分に合ったほどほどの時点を見つけて、折り合いをつけて生きている。
しかしその折り合いがなかなかつかないと無気力になり、
判断基準がころころ変わるので二面性があると思われてしまう。
自分で自分の収集がつかなくなることもある。
またAB型の人は、妖艶な色っぽいときと中性的なときの差が激しい。
水星の公転周期は約88日であるが、内惑星(地球より太陽に近い)なので、
逆行を繰り返しながら1つのサイン(星座)を
平均約1ヶ月未満(早いときは約2週間)で通過する。
AB型の人は、B型の人が2ヶ月単位で環境や自分自身が変わるように、
さらに早い周期でそれが起こる。
ゆえにその行動が、つかみどころがないとか、
ワケが解らないとか、思われがちになる。

人と人とは、微妙な力関係や相性の良し悪しがあるものだが、
一般的な血液型占いと同じように、天体による相性で書いてみたいと思う。

おおよその日本人の血液型の比率は、
A型が40%、O型が30%、B型が20%、AB型が10%であり、
世界の中ではバランスよく分布している国である。
力関係を比率で表すと、以下のようになる。
力関係とは相性にかかせないが、
必ずしも自分より弱い者といた方が心地が良いとは限らないし、
生きやすいとも限らない。

A型40%(同)=(同)A型40%
A型40%(強)>(弱)O型30%
A型40%(弱)<(強)B型+AB型(合計)30%

O型30%(同)=(同)O型30%
O型30%(強)>(弱)B型+AB型(合計)30%
O型30%(弱)<(強)A型40%

B型20%(同)=(同)B型20%
B型20%(強)>(弱)A型+AB型(合計)50%
B型20%(弱)<(強)O型30%

AB型10%(同)=(同)AB型10%
AB型10%(強)>(弱)A型40%
AB型10%(弱)<(強)B型+O型(合計)50%

(バージョン01 2010.10.18版)

<A型―A型>
西洋占星学的にいえば、「土星と土星」で「火と火」です。
土星は、人間関係においては節度ある距離感を保つのを得意とし、
結婚生活や組織において調和的な作用を及ぼします。
プライベートな関係の夫婦、恋人、友人においては、
この作用が強く現れて1人でいるより、
2人以上でいる方がピンチに強いし、穏やかに過ごせます。
しかし、「火」のサインの影響が現れると互いの主張が
激しくなり相手に合わすことが苦痛になります。
特にオフィシャルな場では一番を目指すA型にとって、
一番のライバルも同じA型である可能性が高いでしょう。
目指す理想が同じなら衝突は少なく平和な状態が長く続くでしょう。
力関係は同等です。
A型(同)=(同)A型

<A型―O型>
西洋占星学的にいえば、「土星と木星」で「火と地」です。
制限ある「土星」と自由な「木星」、
結果を出す「土星」と過程を楽しむ「木星」、
正反対のようでありながらバランスを保つことで一心同体となります。
「土星」も「木星」も社会性の高い公的な天体なので、
オフィシャルな場では相性の良さが発揮できます。
O型が広げて楽しみA型が適度に戻すことを繰り返し発展していくのです。
西洋占星学において力関係を計る150度(インコンジャンクト)
のアスペクトとなり「地」より「火」が優位となります。
ぶつかった時はA型の主張にO型が折れる形になるでしょう。
A型に主導権があった方が上手くいきます。
主導権が欲しいO型はB型と一緒の方が気楽でしょう。
A型(強)>(弱)O型

<A型―B型>
西洋占星学的にいえば、「土星と火星」で「火と風」です。
思索的な「土星」と直感的な「火星」ですが、
エレメントでは「火」が直感的で「風」が思索的になります。
A型なのにB型に間違われるなどやその逆もあったりするのは、
A型とB型は発揮する場は違いますが平行して似ているところもあるからです。
これは、互いにあこがれがあり、引きあう要素にもなります。
しかし似て非なるものは一番違和感を感じる原因にもなります。
力関係においては、「風」が「火」を煽るので、
A型はB型に元気をもらえますが、振り回されることにもなります。
多少振り回されてもB型といると飽きないと
感じることができるA型にとっては良い相性になります。
A型(弱)<(強)B型

<A型―AB型>
西洋占星学的にいえば、「土星と水星」で「火と水」です。
「土星」も「水星」も冷静ですが「土星」は感情を抑えようとし、
「水星」は感情というより好奇心として優先させます。
また「土星」は全体を見ていて「水星」は細部を見ます。
感情の現れとして「火」は情熱になりますが「水」は情緒になります。
組織などではA型優勢のように見えますが、
実際の交友関係においてはAB型が優勢になります。
力関係においては「水」は「火」を消してしまうので、
A型の情熱はAB型によって抑えられてしまうでしょう。
西洋占星学において力関係を計る150度(インコンジャンクト)
のアスペクトでも「火」より「水」が優位となります。
A型(弱)<(強)AB型

<O型―O型>
西洋占星学的にいえば、「木星と木星」で「地と地」です。
「木星」は、発展的な人間関係を引き寄せ、
居心地の良いステージを造る作用をくれます。
「木星」の作用により楽天的で良いのですが、
大雑把な面があり、後からシビアに圧し掛かってきます。
「地」のサインの影響で利権争いになると
互いに嫌な面も見ますが、それも一時でまた楽天的に戻ります。
男と女である夫婦や恋人関係は良い相性となりますが、
身内同士や友人間は、親しすぎると権利を主張し合うので、
上手くいかない場合があるでしょう。
力関係は同等です。
O型(同)=(同)O型

<O型―B型>
西洋占星学的にいえば、「木星と火星」で「地と風」です。
「木星」も「火星」も陽性です。
「土星」は陰性で「水星」は中性となります。
「木星」は引き寄せますが「火星」はいつも能動的に動いています。
O型は元気なB型に好感を持って引き寄せますので、
違う分野を持った者同士だと楽しい相性になります。
しかしB型はムラがあっていつも元気ではありません。
O型の合理性に長けた面がでるとB型はなるほどと最初尊敬しますが、
重要視もしないので、価値観の違いに疲れます。
「風」が強く吹いても「地」はびくともしません。
西洋占星学において力関係を計る150度(インコンジャンクト)
のアスペクトでは「風」より「地」が優位となります。
O型(強)>(弱)B型

<O型―AB型>
西洋占星学的にいえば、「木星と水星」で「地と水」です。
「木星」はあれもこれもと思考を膨らませますが、
「水星」はピンと来たことに注意を促します。
O型の漠然とした夢を冷静なAB型が整理してくれます。
しかし「地」は現実的ですが「水」は芸術的です。
A型とB型が似て非なる者のように、
O型とAB型も真反対であるがゆえ似ている要素があるのです。
乾いてしまった「地」は「水」によって潤いを得ます。
献身的なAB型はO型に元気をあげることを喜びとしますが、
AB型は疲れたと感じるとさっさと去ります。
O型(強)>(弱)AB型

<B型―B型>
西洋占星学的にいえば、「火星と火星」で「風と風」です。
「火星」は直感的に判断し即行動します。
二人が同じ方向なら「火星」の影響は勢いを増し、
大きな情動となって物事を成しえます。
しかし同じ土俵にいない場合は、互いにマイペースです。
干渉もしない変わりに無関心になってしまいます。
B型とB型は「風」のサインのキーワードである共通の趣味や関心ごと、
人間関係を共有している場合は楽しい良い相性です。
男と女である夫婦や恋人関係が、O型同士は良いのに対して
B型同士は緊張感がなくなる可能性が高くマンネリな相性になります。
力関係は同等です。
B型(同)=(同)B型

<B型―AB型>
西洋占星学的にいえば、「火星と水星」で「風と水」です。
「水星」が情報をキャッチして「火星」が行動に移します。
AB型が得てきた新鮮な情報をB型は喜びます。
AB型はB型が行動して成功も失敗も見せてくれるので助かります。
プライベートな場では大変に楽しい大将と参謀の相性になります。
しかし規律が生じるオフィシャルな場では、B型もAB型も
A型やO型に備わっている客観性に欠けるので、通じません。
B型もAB型も感情に正直過ぎるので建前が必要な局面では
互いに頼りなく感じてしまうのです。
西洋占星学において力関係を計る150度(インコンジャンクト)
のアスペクトでは「水」より「風」が優位となります。
B型(強)>(弱)AB型

<AB型―AB型>
西洋占星学的にいえば、「水星と水星」で「水と水」です。
西洋占星学で「水星」は惑星の中で一番年齢域が若い天体です。
AB型同士の話題はいつも新鮮であり、
流行の先端やインテリジェンスを備えています。
また「水」はロマンを表し、この世の芸術的な全てを感じます。
左脳的な要素と右脳的な要素が交差しているAB型は
この世の究極の楽しみ方を知っています。
見えているものより見えないものへの関心が高いのもAB型の特徴です。
男と女である夫婦や恋人関係は最高ですが、
非現実的な面が強くなってしまうと
互いに、生きていく弱さを露呈してしまいます。
力関係は同等です。
AB型(同)=(同)AB型