<ちょっと つぶやく 14 プルトニウム>No.143

前述までの、服部博士のお話で、
ウラン238が、ウラン235が核分裂反応を起こすと、
核爆発を避けるために、指数関数的な勢いで、温度が上がれば上がるほど、
中性子を食べまくって抑えていることが解りました。

しかし、もう食べられなくなると(飽和状態)、
天然ウラン238は、ウラン239に変わります。
ウラン239は、すぐにネプツリウム239になり、
数時間後に、プルトニウム239になるということです。

プルトニウムはWikipeiaによると、ほんの少量だけ天然にもある、
と書かれています。
ウラン238の半減期が45億年です。

半減期とは、Wikipediaによると、

半減期(はんげんき、Half-life)は、
放射性核種あるいは素粒子が崩壊して別の核種あるいは素粒子に変わるとき、
元の核種あるいは素粒子の半分が崩壊する期間を言う。
これは核種あるいは素粒子の安定度を示す値でもあり、
半減期が短ければ短いほど不安定な核種または素粒子ということになる。
放射性核種あるいは素粒子の崩壊は自然に起きる物で、
崩壊までの期間は確率によってのみ左右される。
一つの放射性核種あるいは素粒子を対象として、
その放射性核種あるいは素粒子がいつ崩壊するかを予想することは出来ない。

同じ放射性核種であれば、すべての原子核がある時間内に崩壊する確率は等しい。
何百万かの原子核で構成されるサンプルをつくると、
崩壊する確率に応じて一定の速度で内部の原子核が崩壊をしていくことになる。
この速度を言い換えた値が半減期であり、
はじめに存在した状態の半分が崩壊するまでにかかる時間のことである。
値は各放射性核種で定数となる。
また、中性子、中間子などの素粒子も不安定であり、
放射性核種と同じように一定の半減期で他の素粒子に変わっていく。

これはどういうことでしょうか…
単純に、ウラン238が45億年かけて、
自然の状態で別な元素である
プルトニム239に変わることとは違うのでしょうか…
半減期が45億年なので、天然にちょこっとプルトニウムがあるのは
説明がつくのですが…

もし違うのなら、人工的にプルトニムを作りだす原発は
地球にとって良いはずはありません。
なにより悪いのは、ウラン235だけ取り出して原爆を作ったことです。

原子力を使用しないですむ、クリーンエネルギーの速い開発を願います。

私が小学生のとき、木造家屋にエアコンは1個もなかったけど、
夏休みの科学研究とかで、毎日の温度を調べたら、
30度を越している日は数えるほどしかありませんでした。
35度を何日も越す今の猛暑をエアコンなしには過ごせないでしょう。
電気は、今の文明には必須です。
現在、電気のない国や島に、いかにクリーンなエネルギーを供給していけるのか…
人類が平等に近い環境で地球とともに生きていけるか、
その答えを地球の意志とともに、引き続き考えたいと思います。