<懐かしい「みんなのうた」 ホロスコープ>No.125

榊原郁恵さん(1959.5.8、牡牛座生)は、私と同じ1959年生まれの同学年。
NHKの番組「みんなのうた」に初めて郁恵さんが登場した歌が、
「ホロスコープ ~あなたの星座~」(1978年)です。

その頃、私は(郁恵さんも)19歳。

当時出版されていた
工学博士糸川英夫氏の「細密占星術」で西洋占星学を独学中でした。
(糸川先生の著書、初版1979年)

糸川英夫先生(1912.7.14(蟹座)-1999.12.21(没))は、
日本の宇宙開発・ロケット開発の父と呼ばれ、
去年話題騒然となった無人探査機「はやぶさ」が
調査していた小惑星「イトカワ」の命名の由縁もあります。

専修学校では、当時の最先端を学んでいました。
実習で使用するのは1977年、アメリカ、コモドール社が
初めて発売したパソコンPET2001です。

(写真はwikipediaより、懐かし~)

1994年~2008年まで、
パルコ「クローバーリーフ」(占いコーナー)に出ていたときは、
実に持ち歩いたノートパソコンは5台もの歴史のある私ですが、
1978年のパソコンではまだホロスコープの計算は出来ませんでした。
糸川先生の本を片手に手計算でホロスコープを作成していました。
(糸川先生の第2段の著書、初版1979年)

どうも、私はもちろんそうですが、糸川先生もで…
宇宙(星)が好きな人は西洋占星学も好きなようです。
ヨハネス・ケプラー(Johannes Kepler:
(1571年12月27日(山羊座) – 1630年11月15日(没))は、
ドイツの天文学者です。
天体物理学者の先駆的存在で「ケプラーの法則」を唱えました。
数学者でもあり、自然哲学者でもあるケプラーは、
さらにもう一つの別の顔があり、やはり占星術師でした。

糸川先生もロケットを研究する傍ら、
生まれた時間と場所(経度緯度)から割り出すホロスコープを作成して、
人物分析などして密かに楽しんでいたのでは、と思います。
その証拠?に著書の裏表紙の折り込みにプロフィールが書かれていて、
ちゃんと「誕生宮は巨蟹宮」と書いてあります。

空の星座は、さまざまな大きさをしています。
例えば、12星座の中でも蟹座の大きさと
一番大きい乙女座とでは天空を占める大きさが違います。
しかし西洋占星学では均等に30度ずつ空を分けて理論的に考えます。
糸川先生は実際の空の星座を「蟹座」と呼び、
西洋占星学上、30度ずつ分けた領域を「巨蟹宮」と呼んでいました。
今日の西洋占星術学の本では同じ表現になっているものが多いです。

話は古くなりますが、邪道とも言える占いが「13星座占い」でした。
太陽の通り道(ZODIAC:黄道)を勝手に区分して、
へびつかい座の足がちょっとかかっているとかで、
その季節に生まれた人を「へびつかい座」にしてしまったものでした。
実際の太陽が通っていますので、新たな情報はあるかもしれません。
しかしこれは古来からアカシックにアクセスして築いてきた
西洋占星学の理論には当てはまらないものでした。

今、一番新しい西洋占星学が「サビアン占星学」です。
日本での第一人者が、直井あきら氏(1941年生まれ)です。
1984年、シンボルの創始ディーン・ルディヤー女史を
訪れて正式に認証されているただ一人の日本人です。
「アストロロジカル・マンダラ」の研究を行っています。

「サビアン占星学」は次世代の西洋占星学と言われています。
360度の1度ずつにサビアンシンボルがあります。
新たなアカシックからの情報と私は認識しています。
シンボルはとても抽象的ですが、興味深いもので、
私は自分の太陽のシンボル2つ(2度分)が
自分の人生の前半と後半を言い得ていると解釈しています。

さて、話は郁恵ちゃんの歌に戻ります。


荒っぽいきっとあいつは牡羊座、
すねっぽい甘ったれやは牡牛座タイプ、
飽きっぽいシティボーイは双子座で、
泡っぽい蟹座生まれはしつこいかもネ

ダイナミックな獅子座、
シャイな恋なら乙女座、
ホロスコープ、ホロスコープ、狙い定めて迷う迷う~

あ~あああ、ゆらゆら、
あ~あああ、ゆらゆら~、

にがっぽい冷めたあなたは天秤座、
毒っぽいそこが魅力の蠍が誘う、

漫画チックな射手座、
真面目専科は山羊座、
ホロスコープ、ホロスコープ、狙い定めて負ける負ける~

あ~あああ、ふらふら、
あ~あああ、ふらふら~、

水っぽい彼は淡泊、水瓶座、
夢っぽい魚座あたりが、ぴったしですか~

最初、この歌詞を聞いたとき、
星座の性格を言い得ていて驚きました~
きっと西洋占星学に長けた人が作詞を手伝ったのでしょう。

でも、しいていえば、
「蟹座はしつこい」?かなーと、ちょっと違うと思います。
糸川先生も蟹座でしたし…
まあ、粘り強い性格があるからかな、と、思うことにしました。

「牡牛座も甘ったれや」になっていますが、
それは穏やかで優しい面からで、ということになります。

ユーチューブにアップされていたので、
聞いてみてください。
かわいい郁恵ちゃんの顔も見れますよー♪

(糸川先生「未来占星術」裏表紙)