<2036年 アポフィス>No.98

恐竜はなぜ滅んだのか…

メキシコユカタン半島のチチュラブ・クレーターが巨大隕石の落下跡で、
このときの隕石落下が恐竜を滅ぼしたとされる仮説がある。
1908年、シベリアのツングース上空で爆発した隕石は、
直径100メートルに過ぎなかったが、放出エネルギーは広島に投下された原子爆弾の1000倍だと言う。

現在、地球の政権は人類が担っている。
太古の昔、最強の恐竜、ティラノザウルスが地球の政権を握っていた。
恐竜は貪欲な食欲に生きていた。
肉食恐竜も草食恐竜も、食べに食べた。
月からの引力が今より小さかったという説もあり、
大きな体にどんどん進化して、維持するためには大量に食べなくてはならない。

この世の天地自然の道理がまだ未確定で、
恐竜という種族の未来は、始めは不確実だったと思う。
しかし天地自然の道理は、隕石によって恐竜を地球の政権の座から外した。

隕石衝突により吹きあげられた大量の土砂は、
成層圏にまで達し、太陽光を遮って極端に地球は寒冷化。
草食恐竜のエサである植物が育たなくなり、草食恐竜が減った。
そして草食恐竜をエサしていた肉食恐竜も生きていけなくなった。

現在、人類は敵なしか…
人類が恐れるのものは、ウィルスであるが…
(低次元の宇宙存在もあるかもしれない)
人類が地球の政権を担うものとして、
天地自然の道理から外れているとすれば、
恐竜と同じように滅んでしまうこともありえる。

アポフィスという小惑星がある。
2029年に地球と衝突する可能性をNASAが計算した。
確立は45000分の1であったがドイツの天才少年が、
NASAの間違いを指摘し計算し直した。
時期も2029年ではなく2036年で、衝突の可能性の確率は450分の1である。
NASAもこれを認めたようだ。
アポフィスは、直径320メートルで大西洋に落下する。
衝撃波で巨大津波が発生、多くの沿岸部や海岸線が消滅し、
分厚い塵が長期間地球を覆うと予想されている。

人類の文明は何度か滅んでいる。
だが、人類そのものは滅んでいない。
アセンションと呼ばれる特別な時期(1963年~2063年)に
生きている私たちの未来は、2013年までに大方決まるという。

450分の1の確立のイメージがわかないが、
450人に1人と思うとかなりの確率である。
450分の1の確率で人類滅亡の危機があるということだ。

黒鳥が殺されたニュースを観た。
犬や猫、鳥を殺しても法的には器物破損にしかならない。
政権を握っている人類だからこそ、
別な種族を悪意を持って殺すという行為は、計り知れない罪である。
人類としての罪が蓄積されてしまうと思う。

地球は、たくさんの生命に溢れているという実感…
ともに生きているという実感…

私はお魚もお肉も食べる。
口にするときに、私とともに生きて、と思う。
しかしいつか人類の生体や在り方が変わる日がくるかもしれない。