<2018年伊勢への旅(6)>No.420

内宮、外宮と同じくらいに重要視されている伊雑宮に向かいました。

伊雑宮の「御田植祭」は毎年6月24日に行われ重要無形文化財になっています。

画像を見てみると「太一」と書かれたうちわが気になります。

「太一」(たいつ)には深い意味があります。

陰と陽が調和すると1つ上の別な次元が生まれます。

それが「太一」です。

陰でも陽でもない状態で宇宙原則に近い世界です。

そしてまたさらに上の次元で陰陽に分かれて宇宙での進化と調和を目出していきます。

実は私たちの直霊の大神さまの陰陽からも太一の大神さまが生まれている場合があります。

陽の存在(神さま)と陰の存在(仏尊さま)とそしてタマシイが進化してくると太一の大神さまがハイヤーセルフに加わっているのです。

また太一は北辰を表しています。

北辰とは北極星そのものを表す場合と北極星の方向の世界全体を表す場合があります。

全国の神社は一部の例外を除いて必ず「北」に本殿があります。

私たちは南を背にして参拝しているのです。

北は東西南北の中で一番高位になります。

私たちの家の神棚も北に置いて南を背にお祀りするのが良いのです。

陰と陽が調和された宇宙原則に近い高次元の世界は、天の北の方向にあるのです。

私たちの天の川銀河の方位を銀緯と言います。

銀緯北極の方向(かみのけ座方向)には銀河の腕がないので大宇宙の銀河がたくさん観測されます。

いわば大宇宙に直結しているイメージです。

(といっても、ものすごく距離はありますが・・・)

北辰の方向には特別な高位の世界があるのです。

地球の神さまもそこより飛来されている場合が多いのです。

もちろん地球が出来たときからいらっしゃる古き神さまもたくさんいらっしゃいます。

内宮は「太陽」、外宮は「地球」、伊雑宮は「星」(宇宙)、というイメージが湧いてきます。

「月」は太陽と共にあり、地球とも共にあります。

内宮別宮は月読宮、外宮別宮は月夜見宮です。

伊勢一体に展開する小宇宙をしっかりと感じてきました。

写真はかみのけ座方向の楕円銀河

<2018年伊勢への旅(7)>No.421につづく・・・