<セッション実例 仕事01>No.72

お客さまの許可をいただきましたので、個人セッションの実例を書かせていただきます。
お仕事の相談でいらしたCさんは、30代前半山羊座生まれ、大手企業の総合職です。

彼女の組織は、毎年4月に担当の係が変わる。
用心深く、良い意味で野心家のCさんはいつも先手を打てるように私のアドバイスを慎重に聞きに来る。
担当が発表になる1月末にいらしたときに、

Cさん:「6個ある係のうちにどれになりますか?」
私:「5番目のか、6番目のどちらかで、やりにくい年上の男性と組むことになるでしょう」

Cさん:「では、5番目でしょうかね、今の状況だと可能性が高いです。やりにくい年上の男性は、AさんとBさん、二人いますがどちらでしょうか」
私:「よりやりにくい方なのでBさんですかね、でも仕事の縁を視るとAさんの方が強く反応します」

Cさん:「では5番目でAさんと組む可能性が強いということですね、」
私:「1番目〜4番目の可能性はないですし、やりにくいどちらかの男性は必ずいます」

という1月末時点での組織の状況でのリーディングであった。
2ヶ月後の3月末、さて、彼女の担当はどうなったのであろうか…

Cさん:「あの後、状況が少し変わりまして(一人辞めたので)その結果、5番目の係ではなくて6番目の係に決まり、やりにくい男性はBさんでした」

5番目でAさんではなく、6番目でBさんという結果であったので、リーディングの精度は100%ではない。
しかし、組織的な状況の変化まではその時リーディングしなかったので、もしそのことも視ていたらもっと精度を高められたかもしれない。
限られた時間内に意味ある結果を出していくので、この場合、まあまあの的中と言えるだろう。

前向きなCさんはさらに担当になった6番目の係の仕事の進め方、人間関係の築き方を質問した。
例えば、その仕事への取り組み方のイメージをどうするかで、
Cさん:「飛ばしてやってよいですか」
私:「5月くらいまで様子を見ながらで自分の案件を見せないようにしてください。」

組織の人間関係も重要なので、「堂々と飛ばしてやるか、様子を見ながらやるか」で得るもの見えるものも違ってくる。
賢いCさんはポイントを言うだけですぐ理解してしまう。

Cさん:「4月から新しい研修にも参加するのですが、どんな感じでしょうか?」
私:「仕事が忙しすぎて、研修に参加できる時間がないかもしれない。でも優先しないと損をします」
Cさん:「解りました。研修の時間は何が何でも作ります」

Cさんは去年、会社の昇格試験を受けた。
そのことを事前にリーディングしたときに、

私:「試験当日、行けなくなるようなことが起きるかも知れない。体調が悪いか(風邪?)何かプライベートなちょっとしたトラブルか…、鎮守さま(鎮守神社)に良くお願いしておいてね、試験は受けないと結果がないから」
(Cさんはすでに産土神社、鎮守神社のリサーチは済んでいる)

試験のちょっと前に足を怪我したCさんは歩くのが困難になり、熱も出ていて事前準備のレポート作成や勉強にも根性がいる状況であったそうだ。
Cさん:「這ってでも試験を受けにいくつもりで頑張りました」

この試験は大変に難しく、Cさんの年齢で昇格した例は過去にない。
しかし合否のリーディングは、受けられさえすれば合格の可能性が高いものであった。

ここでいくら可能性のある未来が解っていても、実際訪れた困難な未来に対して這ってでも会社にいく根性がなければ、運命は変わってしまうのである。
困難な状況をどう切り抜けるかは、本人次第なのである。
Cさんは歩けなくて、頭も働いていなかった。でも諦めなかった。
友人に頼んで車を出してもらって会社に行ったそうである。前日まで朦朧としながら勉強もしていたそうである。

Cさんは今の会社に入る前の20代前半から私のところにいらしてくれている。
ちょっと先の未来を知って、状況を把握して準備をして、さらに心を整理して役立ててくれているのである。
彼女はまだ30代前半、大きな会社の総合職なので、これからもっと出世するだろう。
視ていて私も、彼女の人生にワクワクしてくる。