<タロットリーディングと宇宙の法則>No.207

宇宙の法則の1つに「カルマの法則」があります。
「カルマの法則」を科学的に言うと「作用反作用の法則」になります。
宇宙は動いているので、この法則の元にすべて存在していますし、すべての存在が動いているから宇宙があるともいえます。
何かに働きかけた作用が、別なところから自分にまた作用します。
しかし、何かに反発する反作用をすれば、巡り巡って反作用となって自分に返ってきます。
では、何事にも反発しないで反作用を避けて生きていけるかというと、そういうわけにはいきません。
好きじゃない人に付き合って欲しいと言われても無理ですね、
そのときの断り方が、大きな反作用となってしまうかは断り方にもよります。
 
 
作用反作用の法則は、時間と空間を経て存在しています。
ゆえに、前世や先祖からのカルマとして考えることができるのでこれを「カルマの法則」と言っているわけです。
また特別な作用を「徳」といいます。天の蔵に貯金がある状態です。
 
 

 
 
私は「占い」をします。
「占い」と呼ばれるものはほとんどかじっていますが、専門は西洋占星術とタロットカードです。
(断易は3年間、習いましたが使っていません)
最近のご相談はカウンセリング的なことも多いですが基本私はフォーチュンテーラー(未来を告げる人)です。
2013年を中心に現在、特別な「天の時」にいます。
「天の時」とは、どんな時なのか・・・
急激な霊的進化が起こり、カルマ清算が一気に可能な特別な時期です。
魂はそのことを知っているのでチャンスを得ようと現在70億もの人が生まれ変わって地球にいます。
 
 
占いをして、未来を知って、何を得られるのでしょうか・・・
私自身は10代からタロットをいじっていましたが、40歳を過ぎるまで自分のことはあまり視ませんでした。
ここぞ、と自分の決意を促したいときに、これから訪れるであろうちょっと先の未来を知るためにタロットをきってきました。
私にとってタロットリーディングとは、ネガティブな未来が視えたとき、それを単に避けるためのものではなく、
ネガティブなこともすべて受け入れた上で、新たな決意をするための手段の1つなのです。
 
 
タロットカードからさまざまなことを読み取れます。
スーパーハイヤーセルフ(神道でいうところの直霊の大神さま)を通じて宇宙情報(アカシック)にアクセスします。
意味をある程度覚えれば、その人に必要な情報をその人のスーパーハイヤーセルフがタロットを通じて教えてくれます。
さらに意味を汲み取る能力の一つに現実的な知識が要ります。
知識がなければ現実に活かせるメッセージ(情報)を伝えることができないからです。
知らないジャンルをリーディングする場合、あらかじめ専門的な知識が必要になります。
さて、最近の私のセッションでお客さまから報告があった例を2つあげてみたいと思います。
 
 
「家族で海にいくのですが何か気を付けることありますか?」
 
お仕事のことなどさんざん視た後に、軽い気持ちで旅行を視ました。
すると、なにかネガティブなことが旅先で起こる暗示です。
 
「休暇の申請もしているのですが旅行を中止した方が良いですか?」
 
命に別状はないし、子供さんが楽しみにしているので中止にしないで大丈夫と答えました。
結果、旅先の食事で彼女だけ貝にアタってしまったそうです。
ご主人と子供さんが海で遊んでいる最中、彼女だけホテルでぐったり・・・
でもその程度で済んで良かったと・・・
もし、休暇申請もしてホテルの予約もしている旅行を中止にしたとしたら、
旅先のネガティブはなくなりますが、ご主人に迷惑をかけ子供さんの楽しみも消えることになります。
 
ここでいつも思うのは、ネガティブを視てそれを予測しても、避ける(なくす)ことができない「運」があるということです。
この「運」こそ、作用反作用の法則の1つです。
ただし、大難を小難に変えることはできます。
それは「決意」することです。
 
 
西洋占星術などでネガティブなことが起きやすい運気(時期)に重なっているときは誰でも反作用に合いやすいのです。
カルマがまったくない人などいません。カルマがあるから生まれてきているのです。
そんなとき、それを恐れるのではなく彼女のように何かありそうだけど、
子供さんが楽しみにしている旅行を止めたくない!海に行って楽しませたい!と強く決意してしまうことです。
「決意」はポジティブな作用を生みます。神仏の後押しも得られるからです。
 
 
さて、もう1つはある会社の経営者サイドにたってのご相談でした。
従業員のある人物が会社のノウハウを持って独立しようとしているというものでした。
身勝手に独立した人物が、はたして成功して社会に通用してやっていけるのかどうか、
彼にノウハウを授け育てた社長としては気になるし悔しいところです。
私たちには感情があります。
このようなネガティブなことはあまり視ないのですが、知ることにより感情が治まる場合もあるので必要なときだけ視ます。
社長を裏切った人物の事業が彼の次の誕生日までもたないと予測しました。
恩ある社長に対しての反作用がひどかったからです。
しかし、結果はその人物の次の次の誕生日の前までもち、そしてつぶれました。
私は予測を1年、外したわけです。
 
この人物からの詳しいリーディングはしませんでした。
私が視なかったこの人物は良い時期に入っていたし「徳」もあったからでしょう。
独立して1年の猶予の間に恩ある社長に対して、彼には大きな「選択」があったと思います。
未来はすべて決まっていないし、大難を小難に変えるチャンスが「徳」によっても起こります。
しかしその良い運気が終わってしまって、気づきがないままつぶれてしまったようです。
 
 
タロットでは未来をリーディングしますが、西洋占星術では運気を予測できます。
誰でも運気のバイオリズムはありますので上がっていくとき、下っていくとき、どちらも経験するようになっています。
大難を小難に変えることができるように、全体のバイオリズムを底上げすることもできます。
 
 
10年前くらい、どうやったら運命変更をできるのか、いろいろ考えた時期があります。
開運グッズ、風水、方位取りなども方法ではありますが、一番大切なのは日々の「生き方」に他なりません。
「生き方」は「在り方」であり「波動」をあげ、運命のバイオリズムに変化をもたらします。
波動が上がっても感情は消えません。
もともと「喜怒哀楽」を味わうために地球に生まれてきています。
ネガティブな感情とどう向き合うか、そのときに大きな反作用を作ってしまわないか、
毎日コツコツ、時間をかけないと「自分の在り方」を造りだしていくことはできません。
簡単には変わらないのです。
しかしある臨界点に達すると不思議なことが起きて一気に変わる年が訪れます。
ですがやがてまたそこからポジティブとネガティブに振れる新たな運命が始まっていきます。
上昇しているものほど、安定期は短いのです。
 
 
山田雅晴氏著「2013年から5万6千年ぶりの地球「超」進化が始まった」(ヒカルランド)によると、
2013年をピークとする4度目のグレートチェンジ(天の岩戸開き)は、
現象として地球が大きく変わるのに2000年くらいかかるとあります。
グレートチェンジ(天の岩戸開き)は地球だけではなく太陽系と天の川銀河4分の1にまで及んでいます。
チャクラの数だけグレートチェンジは起きますのでまだあと3回あります。
7度のグレートチェンジが全て終わって人類の理想社会が形成されるのは10万年後だそうです。
1度目のグレートチェンジは180万年前でした。
地球の土着の神々と宇宙から飛来した神々によって地球人類の文明がスタートしてから180万年もかかったことを思えば、10万年後は近い未来なのかもしれません。
 
新しい地球は二元性がない世界、という論もありますが、二元性のない世界は遠い神仏の根源の世界です。
そこに一足飛びにアセンションするという話はあまりにもリアリティがありません。
肉体を離れたらもっと穏やかな世界に生きたいなと思いつつ、
こんなに色濃い感情を味わう地球の経験は今しかないんだと感じる日々です。
 
 
今、辛い経験をしている方も、悲しい経験をしている方も、けっしてずっとは続きません。
また今、安定している状態にあると思っている方も、ずっとは続きません。
この世は陰陽の振れ幅があって成り立っているのです。
宇宙そのものが動いているのですから・・・