<マトリックスに思う 太陽>No.162

<マトリックス リローデッド>の最後でネオの肉体は意識不明になります。
その続き<マトリックス レボリューション>の始めで、
マトリックスとプログラムの間(バルト的なイメージ)の世界に
実は迷い込んでしまっていたネオは、そこであるプログラムに会います。
プログラムとプログラムが結婚して、
生まれた娘サティを「マトリックスに住まわせたい」と
そのプログラムの男は言います。
「プログラムの愛なんて聞いたことがない」というネオに
「愛」もただの言葉にすぎない、大事なのはその「関係」と話します。
そして「運命」もただの言葉に過ぎないと…

プログラム同士が愛し合った結果、生まれたサティは、
マトリックス内では「目的」を持たないプログラムです。

さて、ここで<波動の法則>シリーズに登場させていただいた
神坂新太郎先生の「宇宙実験塾」に登場した
スピリチュアルな太陽を説明いたします。
以下はDVD中の神坂先生の言葉です

私たち人間のスピリット波動(生体電気エネルギー)の総称は、
地球上で人間が作った不純物(ネガティブ波動)を全て、太陽に運ぶのです。
太陽は、150万度ありますから、
そこで不純物(ネガティブ波動)を全て焼いて、
正常化(ポジティブ波動)したものを、
今度は太陽から地球に持ってきてくれるのです。
ところが持って帰って来てくれても、太陽へ持っていく分が途中にたくさんあると、
地球まで降りて来ないで、また太陽に引き返してしまうんです。
アメリカ大陸、ヨーロッパ、中国も、
ほとんど、正常化されたものが降りてきていない状態なのです。

でも太平洋には、途中に不純物がないので(ほとんど海)、
正常化されたポジティブ波動が水面まで降りてくるのです。
純粋なエネルギーであるポジティブ波動が水面までくるので、
日本は地形的に世界で一番、有利なところに位置しているのです。
これは長き歴史にわたり、日本人が真面目で正確であることの証なのです。

「太陽」という存在の有難さ、そして重要性を、
物理学とスピリチュアルが融合した見地でお話しています。
さらに、太陽だけではなく宇宙と人間の関係も以下のように説明しています。


「宇宙」(自然)は、「天・地・人」で成り立っています。
「天」は存在物が必要とするスペース(空間)、
「地」は存在物が安定するための「系」(太陽系、銀河系など)と呼ばれる場所、
「人」とは人間のことです。
人間は地球以外でも存在してきました。
なぜなら宇宙には地球より古い星はたくさんあります。
(神坂先生の人間とは他系の宇宙存在も含む)
「宇宙」(自然)にとって「天・地・人」の「人」である
「人間」とはとても大切で重要な存在なのです。
それゆえ、激動に「人間」をさらして、
天変地異や戦争で「人間」がいなくなってしまうと困るのです。
「人間」がいなければ「宇宙」の運行は出来ないからです。

エハン・ディラヴィさん「太陽の暗号」(三五館)から

「宇宙は利己的な存在であり、
宇宙は自分を認識してくれる存在が欲しかった」

「人間がいなければ宇宙は存在しない」
「我々のような脳が存在しなけでば、
宇宙そのものの実際に存在するわけがないのである」

「脳が意識を創り出すのではなく、
脳は多次元に渡る意識をチューニングするための装置だと考える。
脳が進化していく理由はずばり、新しい宇宙をデザインすることにある。
新しい太陽が輝くのは、まさにその新しい宇宙なのであろう。」

アーキテクトと最後の交渉をしに、
ナイオビからロゴス号を貰ったネオはマシンシティに向います。
センチネルの猛攻撃を受け、やむなく磁気嵐の空を超えつき抜けます。
そのとき磁気嵐の上に、澄んだ光の太陽が輝いているのを見ます。
ネオは目を失っているので、恋人トリニティーが一言つぶやきます。

「きれい」と…

マシンシティに着いた目の見えないネオが言います。
「信じられない光景だよ、光であふれている。
すべて光でできているようだ。俺が見ているものをみせたい」
マシンシティは生命エネルギーで満ちた光の世界だったのです。
しかし、トリニティは着陸の際、怪我をしてしまい、
「一緒にはいけない。いいのよ、時が来たの、
できることはしたわ、あとはあなたがやり遂げてね」
と言ってここで死んでしまいます。

一人残されたネオは、失うものなど何もないから怖いものもないのです。

ネオはアーキテクトの力を借りてマトリックスに入ります。
マトリックスはスミスだらけで、大雨で雷が鳴っています。
天気をコントロールするプログラムさえも(コピーされて)
スミスになってしまったからでしょう。
戦っても戦っても二人の力は拮抗しているので、
なかなか勝負がつきません。

ネオは自分とスミスが陰陽関係にあるのを理解しているので、
勝負の答えは相殺しかないことも知っていました。
長い戦いの中、無数のスミスが見守る中、ネオは倒れます。

スミス:「始まるがあるものには終わりがある」…

なぜかスミスはそう言ってしまいます。
スミスはネオに自分をコピーして、ネオはスミスになってしまいました。

スミス:「これで終わりか」

するとスミスになったネオが頷きます。
ネオの実態はアーキテクトに繋がれていますから、
スミスになったネオを消去することで、
全てのスミスは消去されることになり、
無数のスミスはマトリックスから消えていきます。
スミスと相殺されたネオの犠牲によって、
マシンシティもザイオンも救われます。
平穏が戻ったマトリックスにサティが現れ、
マトリックスに美しい太陽が昇ります。

オラクル:「うわ~すごい綺麗ね、あなたがやったの?」
サティ:「うん、ネオのために」


虹色に輝く美しい太陽で<マトリックスシリーズ>は終わります。
マシンシティに向かう途中、トリニティが見た実際の「太陽」と
プログラム同士の「愛」から生まれた
「目的」を持たないプログラム、サティが造り出す「太陽」…
2つの「太陽」は、何を象徴しているのでしょうか…

それは、絶対的な「存在」と無条件の「愛」です。

トリニティが見た実際の「太陽」は、
地下に潜ったザイオンにも、磁気嵐の下のマシンシティにも
見えませんが常に「存在」して「愛」を送っているのです。

そして「愛」から生まれた自由なプログラム、サティは、
ネオへの「愛」の証にマトリックス内に「太陽」を造ります。
ネオは、もういないのにです。
「太陽」の意味を象徴しています。
地球にいる私たちは、空を仰げば「太陽」を見ることができます。
しかし、まじまじと「太陽」を見る人がいったいどのくらいいるのでしょう…?
今、常に光と熱を地球に供給し続けてきた「太陽」が変わろうとしています。
それがアセンションのもう1つの意味です。
実は太陽だけではなく太陽系全体に関わっており、
地球が生まれて45億年、私たちの天の川銀河の周りを回る太陽系は
一度たりとも同じ位置にいたことはなく、
常に銀河の中心へ中心へ、螺旋を描きながら移動して来ました。

私たちの「地球」は「太陽」に繋がり、
「太陽系」は「天の川銀河」に繋がり、
さらに「天の川銀河」も外宇宙と呼ばれる「局部銀河群」の一員です。
宇宙史上、初めての出来事が私たちの地球に起きようとしているそうです。

アセンションは、今年後半から具体的に始まっていくと思われます。
2012年~2013年をピークに、新しい地球に向って
私たち人類も変化するでしょう。
私たちに変化をもたらす直接の鍵は「太陽」なので、
今一度、「太陽」の有難さに感謝したいと思います。