<「働き」>No.412

私はよく「働き」という言葉を使います。

人間にも神仏にも、そして宇宙の法則もみんな「働き」があります。

「働く」という漢字は「人」「重」「力」です。

または「人」「動」です。

漢字の成り立ちにはいつも感動します。

人は重い力、人の重い力、人は重力、人の重力・・・

人が動く、人の動き・・・

「人は重い力」人間そのものが重いと感じる力

「人の重い力」人間そのものが持つ重い力

「人は重力」人間そのものが重力になっている

「人の重力」人間そのものが重力を持っている

「人が動く」人間が動くこと

「人の動き」人間の動きそのもの

いろいろとニュアンスの違いはありますが、私たちが持っている重い力、それが「働き」です。

「重力」とは(wikipedia)からまとめてみると以下になります。

地球上で物体が地面に近寄っていく現象やそれを引き起こす力の呼称

人々が日々、物を持った時に感じる「重さ」を作り出す原因のこと

その物体の質量によって生じる時空の歪みが他の物質を引き寄せる作用のこと

重い力が「重力」とは限りませんが「重力」に例えても的確です。

人は、人やモノを引き寄せる力がもちろんあるからです。

個々の人間がそれぞれに持っている「重い力」を正しく使うことを「働き」と定義してみます。

「重い力」を間違って使うと不調和な影響があります。

より大きい「重い力」を持つ人間はより大きな不調和を起こすことが考えられます。

しかし「正しい」という定義も実は大変に難しいでものです。

一見、不調和に見えても必要なことであったりすることもあるからです。

「正しい」を「自分にとって嘘のない状態」と考えるとスッキリします。

私たち人間は、内在神(一霊四魂)を宿していますがそれはタマシイと一体になった自分自身でもあり、

分け御霊をしてくれた神仏(スーパーハイヤーセルフ、上空30メートルくらいにいつもいます)と共に、

宇宙の法則にあった生き方を知っています。

ルーツの神仏も含めた私たちの意識が自分にとって「正しい働き」を知っているのです。

それを「天命」と言います。

「天命」とは重い言葉、重い力です。

神仏も宇宙法則を司る存在(神仏とは別)も「働き」があるのでこの大宇宙が成り立って生きているのです。

私たちもこの宇宙の一員としての働きがあるのです。

それは日々、調和的に自分の仕事を全うすることなのです。

お料理をする手に包丁の重力を感じながら働きます。

パソコンに向かって考えていることをまとめながらキーボードの上を指が働きます。

世界を救うヒーローではなくても立派に重い力で日々を生きているのです。