かねてから訪れたいと思っていた琵琶湖と長浜の町、そして奈良は東大寺への二泊三日の旅の記録です。
琵琶湖は一度も訪れたことがありませんでした。
琵琶湖は天候が荒れていると船が出ないこともあるそうですが、幸いにお天気に恵まれて無事に出航しました。
同行した友人たちの中に「晴れ女」さんがいました。
彼女が同行すると雨予想も晴れに変わってしまい雨傘いらず、逆に強い晴天に恵まれ、日傘を持ってくれば良かったと思うくらいになりました。
琵琶湖と淡路島が同じくらいの大きさで、陰陽関係にあることは地形の神秘ですが、琵琶湖が古代湖であることを初めて知りました。
長浜から竹生島へ渡る船の中で、ぼーっと景色を眺めていると、
「今の位置に琵琶湖が落ち着いてから40万年が経っています」と音声が流れてきました。
通常の湖は数千年から数万年で消えてしまうそうですが、琵琶湖は40万年同じ位置で存在し続けている世界で3番目に古い湖なのだそうです。
「湖」も一つの「場」であって、そこに生息するたくさんの生き物、見えない世界の神仏やご存在が息づく場所(土地)であることを船に揺られながら改めて実感いたしました。
竹生島にある都久夫須麻神社でご祈祷を受けることができました。
神さま(陽のご存在)としてのお名前は市杵嶋比売大神(いちきしまひめおおかみ)さまですが、仏尊さま(陰のご存在)としてのお名前は弁財天さまで同じ高次のエネルギー体です。
市杵嶋比売さまと弁財天さまをセットでお祀りしているところが多く独特な雰囲気があります。
日本五大弁天の立て札がありました。
安芸国 厳島大神
大和国 天川大神
近江国 竹生島大神
相模国 江島大神
陸前国 黄金山大神(金華山)
海の中の大鳥居が有名な安芸国(広島宮島)の厳島神社にはお参りしたことがあります。
琵琶湖、竹生島の都久夫須麻神社(竹生島神社)に着いたとき雰囲気が似ているので厳島神社を思い出しました。
ちくぶしま、竹生島
つくぶすま、都久夫須麻
いつくしま、厳島
いちきしま、市杵島
いつきしま、い月しま
いつくしむ、慈しむ、愛しむ・・・
それは、カミサマとホトケさまの「慈愛」を併せ持つ有り難い温かい波動に他ならないのだと思いました。
(「月」の字が隠れていて実はお月さまともご縁があるようです)
琵琶湖を後にして今度は長浜の町に繰り出して、長浜八幡宮へ向かいました。
長浜八幡宮の摂社にも都久夫須麻神社があります。
『
都久夫須麻神社(つくぶすまじんじゃ)
水の女神様で、商売繁昌の神、才色兼備の神として広く崇敬されている。
清明正直の心を持つ者の上に加護を垂れ給う神様である。
「人を助けて、人からも助けられよ」
この神様の御教えでもあります。
』
人を助けることが出来るということは、それなりに余裕があるということ
人から助けてもらえるということは、それなりの人となりであるということ
そしてその後ろには神さま、仏尊さまたちのお働きがあってのことであるということを改めて思いました。