<コンピュータと人>No.3

数学と物理が好きだったので、某都立高校3年のとき選択科目で高度な数学を勉強した。今ではナ〜ンにも覚えていないが微分積分の数式を解く時、左脳で考えていても解けないものを直感(右脳)で解いた覚えがある。問題を解決するのは何でも、「最後は直感」なのだな、と実感した。

当時女性は特に就職難で理系の大学を卒業しても成りたい職業を思いつかなかった。心理学にも興味を持っていたが扱っている大学も少なかったので、工業専門課程専修学校に進んでコンピュータを学んだ。インテル社の8080CPU(8ビットプロセッサ)がお友達の2年間は、Assembler、機械語尽くしの「0」と「1」の世界であった。

コンピュータの能力はここ30年間で驚くほど進化し、パソコンは1人1台(1家に1台)所有しているのが当たり前になった。
パソコンには、「機嫌」がある(意志がある、とまではまだ言えない?)
機嫌の良いときと悪いときがあり、数台以上の複雑な環境だと顕著である。
電気で動くパソコンの基本は「0」と「1」である。これはそのまま「陰」と「陽」に当てはめられる。つまり、「0」「1」を作り出す電気の状態が曖昧だと、パソコンの機嫌が変わるのである。そして「0」「1」の2種類の状態を認知できないと今のパソコンは動かない。この世も、「陰」と「陽」(光と影)がないと動かない(成り立たない)のと同じである。

「陰」も「陽」も超越したバランスの取れた境地を「太一」(たいつ)という。だが素晴らしい「太一」の境地は、「陰」と「陽」を知らなくては行けないのである。
コンピュータにも「太一」の境地が生まれたらどうなるのであろうか…。もしかしたらそれが現実の3次元物質世界と和合する全く新しいエネルギーに満たされたユビキタスかもしれない。
人は自らが便利になるためにあらゆる道具を進化させてきた。現在コンピュータがその極みであるが、人の世の「陰」「陽」とコンピュータの「0」「1」が合体しつつ電気的な宇宙は進化(変化)しているのかもしれない。
7年前からペーパードライバーになってしまったが、若い頃からコンピュータの機嫌を知っている私は「車」もオートマ車を信用できず、17年間、マニュアル車を運転してきた。

これからの「車」は、「人」と一体となって走るように進化していくだろう。それはもはや「車」ではなく、ハリーポッターの「姿現し」の術や「ポートキー」の道具のようになっていくのかもしれない。今の3次元で、3次元以上を感じるのは、アセンション(2012年)の後であろうか…
映画マトリックスで「ネオ」が現実世界ザイオンでも、想念の能力(超能力)を発揮できたように、これからの3次元以上の地球で「人」の能力も開花していくのだろう。