<方位>No.313

九星気学では毎年毎月毎日(2時間単位で時間も)に八方向に「方位」があります。
「方位」はまるで1つの幾何学運動のように順番に変わって巡っていきます。
九星気学が専門の「占い師」はこの方位を一番に重要視します。
その年、その月、その日、の良い方位、悪い方位とはどういうことでしょうか・・・
「方位」とは「地球」の経脈のような流れで地球上にある止まることなく運動しているエネルギーの1つです。
最も悪い方位に「出張」にいかないとならないなど人間には都合があります。
ある日どこかに出かけて、渡ろうとすると必ず赤信号に捕まってしまう、乗ろうとすると必ず電車がいってしまったばかりである、そんなときあります。
そういうときはスムーズな流れの良い「方位」に逆らっているので、落ち着いて時間を使って動けば問題ないのです。(時間のロスは止む終えません。)
もし選択の余地がある場合、悪い方位は避けた方が良いのです。
例えば不動産の購入、賃貸でも長く居住する引っ越しなど、「五黄殺」「暗剣殺」へはお勧めはできません。
しかし、あらゆる事象が悪い方位を避けなければならないのか、今一度考えてみました。
選択の自由がある場合で、それが自分の「欲」ではない場合はどうなのでしょう。
(不動産購入や、良き環境への引っ越しは「欲」と考えます)
例えば誰かのために急を要し悪い方位に助けにいかないとならない、などの場合です。
被災地にボランティアにいくのにいちいち方位は気にしないですよね、
それでも悪い方位はその人間に災いをもたらすのでしょうか・・・
私はそんなことはない、と思うのです。
確かに「地球」のエネルギーの流れに逆らってはいるのでなにかしらスムーズに行かないこと(たどり着くのが困難で時間がかかる)は起こるかもしれません。
でもそれ以上の次元では、応援してくれているエネルギーをもらっているのです。
逆に「欲」に利用しすぎると、それ以上の次元のエネルギーに通じなくなるのではないでしょうか・・・
「方位」の他に「風水」も同じです。
これらは目に見えるスピリチュアルです。
「風水」で西に黄色いものを置くと金運に良いとアドバイスをされて、家の一部をいじって壊したり、場にそぐわない、ただ色が黄色であるモノを置く、そんな浅いスピリチュアルは「欲」の次元を超えられないのです。
人間の生活が主体であることを忘れると「占い」に振り回されて結局は開運できません。
人間の生活が主体であってそこに宇宙のルールを教えてくれる「占い」を上手に取り入れていくことが天地自然の道理に生きていくことなのです。
20160612気学