<二元性とワンネス>No.211

みなさま、ご無沙汰しております。
今年になって初めてのブログとなります。
私にとってドラマチックだったのは2012年終わりもさることながら2013年10月から12月31日まででした。
あれよあれよと引っ越しになって新しい場所での生活が年末に向けて大きく変わって行きました。
断捨離で本を捨てすぎた感もありますが、今の私には必要のない情報(知識)だったのだと思うことにしています。
今日は二元性とワンネスについて書きたいと思います。

参考になったのが「パワーか、フォースか」という名著ですが、この本では人の意識レベルを0~1000のスケールに表しています。
過去のブログに書いてきたのでここでは詳しく触れませんが200が基準になっています。
200以上がパワーとなりポジティブな意識、200以下がフォースでありネガティブな意識としています。
二元論の説は、いろいろありますが私は、陰と陽、ポジティブとネガティブとまず捉えています。
「パワーか、フォースか」においてはパワーとフォースになります。
フォースの例は、30が罪悪感、100が恐怖、150が怒りで、パワーの例は、200が勇気、310が意欲、400が理性、500が愛、1000は悟り(存在そのもの)です。
地球と人類の意識レベルがあがって(アセンションして)いくと二元性はなくなるのでしょうか・・・
もし上記の200以下が1人もいなくなったらこのスケールにおいてはフォースの意識はなくなります。
ではもし1000が根源の宇宙意識だとしてみんなが1000になったら二元性はなくなるのでしょうか・・・

解りやすくイメージするためにこの延長に1000以上のスケールを考えてみましょう。
1000~2000の意識が存在する星系と1000~1010の意識が存在する星系がそれぞれ宇宙を創っているイメージをしてみます。
この3次元の地球で1000の意識レベルに達した人は仏陀とイエスキリストです。
今の私たちの意識では偉大なるこのお二人を超える1000からさらに1000のスケールをイメージすることは難しいです。
ゆえに1000が存在そのもので、自身のハイヤーセルフ(直霊の大神)と一体化した状態と思われます。

高次の世界ではスケールが小さくなります。
1000~1010の星系の世界には、1001、1002、1003、の意識体がいて、ちょっとずつ個性があるだけなのです。
小さな振れ幅の中に存在して高次の宇宙を創っています。
この振れ幅こそが宇宙の動きになります。
言い換えるとこの振れ幅がここでの二元性になります。
どんな高次の世界にも振れ幅があって、ポジティブとネガティブという言葉は適格ではなく、振れ幅(揺らぎ)があるだけなのです。
(SF的ですが、振れ幅が全くなくなった世界は全て還元されて新たな創生の元にまたなるのかもしれませんが・・・)
科学の世界においても物質の方が反物質よりちょっとだけ多かったから私たちは生まれ存在できているということです。

ワンネス、という言葉がスピリチュアルな世界でよく使われます。
高次の世界はワンネス!
みんな1つになるのでしょうか?
いきなり1つにはならないでしょう。
高い意識レベルにおいても1つ1つ個性をもって存在しています。
では、1つ1つの存在が1つに繋がっていくのでしょうか?
「個にして全、全にして個」
そのような高次の存在が宇宙にはたくさんあるのではないでしょうか、
ではさらなる上には、高次の集合体同士が繋がっていくのかもしれません。
全部が繋がって一体化したらワンネスになるのでしょうか?
そしたら宇宙は1個になってしまうのでしょうか?

高次の集合意識体「バシャール」は下記のようにネガティブとポジティブを表しています。

ネガティブな行動とは、「分離してしまう行動」です。
部分部分にしてしまうような行動を言います。
ポジティブ(肯定的)な行動とは、「統合する行動」です。
統合する、統一する、そういうことです。
いいとか、悪いとか、邪悪であるという事ではなくて。

私たちが認識している大宇宙では銀河同士の衝突合体がくり返されています。
すでに銀河という「個」が消滅した歴史も確認されています。
歴史を持って存在していた1つの「個性」は消滅しますが、同化によって新たな「個性」を放つ存在に変わっていくのです。
私たちの天の河銀河も約40億年後にはお隣のアンドロメダ銀河と合体すると予測されています。

私たちは毎日食べて生きています。
動物の肉を食するのは、その動物が生命を絶たれる恐怖の念も一緒に食べることになると書かれた本をいくつか読みました。
私もある時期、お肉を食することに抵抗が生まれて、にわかベジタビリアンに何度かなったことがあります。
お肉を食べなくても人間は生存できるでしょう。
でも、その肉は私になって同化していると考えることもできます。
私に一緒に同化することを喜んでもらえる、そんな意識体でありたいと思うように変わりました。

私たちの地球は高次の宇宙人から見ればびっくりするくらい振れ幅(スケール)の大きいところなのです。
なにせ物質3次元から始まって高次の神仏ともお会いできる(おつきあいできる)「場」なのですから・・・
1人1人の意識においても、「パワーか、フォースか」の意識のどれも体験できる(させられる)ようになっています。
その人の意識レベルの平均値はありますが、人生においてフォースである「恥」や「恐怖」(不安)を全く感じないで一生を送れる人はいません。
フォースの意識も体験することによって、その大きな振れ幅を利用し一気に高次のパワーの領域へ飛べるようになっているのです。

私たちがまずこの3次元で目指すべきは、500の「愛」の状態でしょう。
なかなか仏陀やキリスト意識の1000の「悟り」になれるものではないのです。
もし1000になれたところでその先も高次(神仏)の個性が存在する世界があって、さらなる先に高次の集合意識体同士が繋がって同化していく世界があると思われますので、今ここで、1つの「ワンネス!」というのは飛び過ぎに思えてリアリティを感じないのです。

フォースの最低は「恥」です。
自己嫌悪になるときに人は一気に落ちます。
自分に自信がなくなって自分を嫌いになってしまう感情です。
そんなときは、「地球だなぁ、すごい振れ幅だなぁ、ここは、」って思います。
でも、「生きているんだなぁ、地球で生かされているんだなぁ、」って思うのです。
「個にして全、全にして個」
ワンネスへの同化への道は遠いけど、全ては繋がっていることは確かなのです。
「生きよう」というポジティブな意識がバシャールのいう「統合する」に繋がります。
どんな人の中にも在る「宇宙の大いなる意志」が働いて救いがやってきます。
「恥」、「恐怖」(「不安」)、「怒り」を感じてもその時間を短くするように心がけていきましょう。
早く抜けるようにするために、自分自身で上手くいかない場合は、他者(アドバイスをくれる人やヒーラー)の手をかりることも必要でしょう。
そんな出会いもすべては繋がっている(宇宙の意志が在る)からなのだと思います。

宇宙の揺らぎ、上へ下への揺らぎを二元性と捉えるのなら、揺らぎがなくなったら、宇宙は静止するでしょう。
(そういった意味では二元性のない世界は考えられないのです)
物質と反物質が同じ数だったら何も生まれなかった、だから平和という表現より「調和」という表現が適切なのです。
平らな状態ではなく、陰陽混ざり合って調和している状態そのものが高次の世界です。
宇宙にも、地球の鉱物にも、虹色が基本になっています。
さまざまな色と音が奏でられて調和した世界を創っているのです。
1つの要素ではないのです。
私たち1人1人は、宇宙を宿している存在であり、小宇宙そのものと言えます。
自分の中にあるさまざまな要素を調和させて生きていくこと、それが次なるステージに上がって大いなる宇宙へ繋がっていくことなのです。

○○○○○○億光年とか後には、無色透明で色のない、そして揺らぎ(振れ幅)のない(一元性)世界ソースに還元されるのかもしませんが、そこはSFの世界と究極の科学の世界なので、リアリティのない空しい世界です。
「今ここ」で「個」としての調和を心がけて「生きていく」、振れ幅の大きいこの地球で「在り方」を創っていく、それが私たちの宇宙の大いなる意志に繋がっていく宇宙人生なのです。