西洋占星学や東洋系占いの中に隠されている科学的な要素を見つけていくのが好きなのですが、西洋占星学に比べて東洋系占いは「人間」に直接関係している要素が強いと思っています。
東洋系占いの中に「当たるも八卦当たらぬも八卦」があります。
周易、断易、そして神道易に使われるもので64パターンの「卦」があります。
天、沢、火、雷、風、水、山、地、の8つが2つ重なり合って8×8、64卦を創り出します。
詳しく言うと、
1つの卦は、3つの爻からなっていて、
天は「陽」「陽」「陽」+、+、+
地は「陰」「陰」「陰」ー、ー、ー、です。
これが2つ合わさって例えば「地天泰」なら、
ー、ー、ー、+、+、+、で表されます。
山は「陽」「陰」「陰」なので、
「山天大畜」なら、
+、ー、ー、+、+、+で表されます。
全部で2の6乗(2✕2✕2)✕(2✕2✕2)、あるので64卦になります。
さて、DNAです。
人間の肉体にはおよそ60兆個(37兆個とも?)の細胞があります・
細胞の中には核があって核の中には46本の染色体があります。
この染色体が2重螺旋になっているものがDNAと呼ばれます。
2重螺旋はA(アデン)、T(チミン)、G(グアニン)、C(シトシン)の4種の塩基から成っています。
タンパク質をつくるためにアミノ酸の情報をこのうちの3つをコード化して送ります。
4種類の3乗で64種類(4✕4✕4=64)になります。
64卦の中には大吉や大凶の卦があるように私たちのDNAの中にもこういった情報が組み合わさっているのです。
大凶の卦は、強い刺激による気づきだったり、成長のために必要なことだったりします。
肉体の中に霊的なこのような要素が詰まっていて人生を築いているのではないでしょうか・・・
酸いも甘いも64パターンの経験をしながら生きているのです。
そして人間の中の内在神(直霊)をくださった直霊の大神さま(スーパーハイヤーセルフ)もこの64卦の中での1つ働きを代表的に持っているのです。
人間も神仏と同じで「個性」が「働き」になっています。
「個性」が成長していくことは、内在神とともに、宇宙の成長にも繋がっていくことになります。