<日本科学未来館へ>No.279

日本科学未来館に2年ぶりに行きました。
私の好きなもの、科学と占い、神仏とコンピュータ、そして音楽・・・
一見真反対のような科学と占いは、私の中では「原則の世界」が共通していて、
神仏とコンピュータは「意識の世界」が共通しています。
科学的なこととオカルト的なことは私にとってはどちらも真理の追求にすぎません。
地球は宇宙では珍しい生命が溢れる美しい星です。
人類はこの星に生まれて他の生命の恩恵を受けながら宇宙の原則の元に生きています。
人類はどこまでこの星で科学を発展させて良いのか・・・
電気がなくても「足る」を知っていた幸せな時代もありました。
科学の発展と人類の意識の進化が比例していないとその文明は滅ぶのでしょう。
それが原則の世界の法則だからです。
より科学的な世界で生きていくとしたら私たちの意識はもっと進化しないとならないのでしょう。
人類の進化とは、自然を優先し科学を手放すことではなく自然と調和する科学を見出すことなのです。

低い意識の元、原爆を作ってしまった人類は一旦科学を手放さないと滅んでしまうのかもしれません。
しかし一方、服部禎男博士の夢のような原子力の利用はまさに自然と調和する科学の1つと言えます。(ご興味のある方は服部先生関連の本をご覧ください)
過去の失敗を学ぶことは大切ですが進化を後退させる否定ばかりもおかしいのです。私たちは電気のない縄文時代に戻ることはないのです。

未来館ではips細胞の特設をしていて、
「ドナーを待っている患者のために豚の胚でips細胞を使って必要な臓器を作って移植するという考えをあなたはどう思いますか?」
というアンケートに一緒に行った友人は即座に「イエス」と言いました。
私はこういう問題は考えに考えるので「どちらともいえない」でした。
また、ノーベル科学賞を受賞した白川英樹博士のプラスチックに電気を通すことができる原理を説明してくれるコーナーもありました。
白川英樹博士はなんと中学2年のときに自分はプラスチックに電気を通すことを生涯やるぞ!と思ったそうで説明をしてくれた方が直接聞いたそうです。
もし、プラスチックに電気が通った製品が実用化され日常にあったら、人類は便利になるでしょう。電化製品が軽くなります。
廃棄の問題まで含めてその扱い方で良いか悪いか変わってくると思いますが、地球には優しくなるでしょうか、地球と調和できる科学なのでしょうか・・・
ips細胞の利用方法も電気が通るプラスチックの利用も、今の人類の意識に合っている科学なのかどうなのか、私の中で答えは出ていません。
しかし私たち人類が産み出した科学をもっと知っていきたいと思っています。